クローバーフィールド/HAKAISHA
仕掛けは超一流
早い段階から予告編やWeb等で情報を思わせぶりに小出しにして興味をそそらせ、
公開日まで引っ張りに引っ張って、観てのお楽しみ〜サプライズ!っていう手法。一時のM・ナイト・シャマラン監督を彷彿とさせます。
メディア多様化時代に合わせてますます巧みで多様になるこのマーケティング手法、制作サイドと広報サイドが早くから一丸となって作戦を練らないと出来ない高度な戦略ですから、それが実現できているのは関係スタッフの優秀さ、結束力の強さの証明。
しかし一方それは、自分で自分の映画のハードルをあげまくることに他ならない為、諸刃の剣でもあります。
その剣で自分がザックザク切られまくって、最近ちょっとご無沙汰気味になりつつあるインド人の例をみるまでもなく・・・
もっともシャマラン監督の場合は、映画そのものは非常に低予算で取るスタイルなので、評判はともかく採算はきちんととれてるんだそう。さすがはインド式暗算術!?
ところで本作の場合は、「特撮ブレアウィッチ・プロジェクト」とでもいうような、一見低予算っぽい作りにしているのですが、実はそれなりにきっちり予算をかけた上で”あえてそういう演出をする”手法であって、そこはシャマラン監督とはベクトルが似て非なるものです。
アメリカでは公開時にも大きな話題となり大ヒット、その後そんなに間を空けずにDVDがリリースされこれも記録的ヒットとなったそうですから、作戦は見事にハマり、文句無しの結果が出ているようですが・・・
正直、本作に、事前に期待したほどのサプライズが何かあるかというと、無いです。
シナリオ的には極めて単純な話。それこそ、昔は日本でもシリーズ化していっぱい撮ってた
のと同じ。
それをあえてこういう演出で見せる、その目の付けどころの良さには感心するものの、奇想天外などんでん返しとか、手に汗握る緊迫のシナリオ展開とかは一切無し。
観終わってみると逆に、よくこれを、あんだけハードル上げまくってプロモーションする気になったなあと、制作陣のクソ度胸に感心してしまうほど。
今アメリカのTV界でも映画界でもヒットとばしまくってノリノリのエイブラムス監督ブランドだからこそできたビジネスなのでしょうけども。
観た目とは裏腹に緻密な作り
この映画は観た目とは裏腹に非常にきめ細かく、丁寧に作られているであろうことが観てとれます。
全編ハンディカメラによるドキュメンタリー風映像で、しかもそのほとんどが、カメラを持った主人公達が逃げ回って走り回っているシーンなのに、意外とそれほど観ていて気持ち悪くはならない。
額面通りに、カメラ持って走って撮っただけの映像をただ編集しただけでは、おそらくこうはいかないでしょう。
全編にわたって、演出上の観た目のラフさ加減と、映像によって受ける生理的な反応とのバランス調整を、デジタル技術も最大限駆使して慎重に行ってるんじゃないかと。
”HAKAISHA”の撮し方がまた絶妙です。
かなり早い段階で、なんとなく正体が推測できる程度にはチラ見せしておいて、あとはほとんど見せず、基本はあくまでカメラを持った登場人物視点のみ。
でも最後にはその全貌を大写しで見せる(為のシチュエーションを用意している)など、シナリオ的にも見せ場を緻密に計算して配分、職人技的なきめ細やかさが効いています。
何も語らない、解決しない
シナリオのあちこちに、謎というほどでもないですが細かいエピソードを未解決のまま残していくのも、シリーズ化を見据えた戦術の一環なのでしょう。
HAKAISHAは何者で、どこから、どうやって来たのか、
小さいのと大きいのはどういう違いがあるのか、
病気になったっぽい人は何でああなってどうなったのか、とか・・・
特にHAKAISHAの正体については、見事なくらい何一つ描かないまま終わっていますので、そういう引っ張られ方に我慢できない人にはとてもお勧めできないです。
もっともエイブラムス監督のファンのほとんどは、謎を引っ張り回されることにかけてはLOST
で散々鍛えられてますから・・・でも映画の場合は、次作があったとしても1シーズンどころか何年も待たされるわけですしね・・・やはりきついですね。
観客にはすべてが分かるように解説しながら、いかにそう見せずにシナリオを展開するか、また展開させたシナリオをラストにむけてどのように収束させていくか、に腐心するのが通常の映画の基本ですけども、あえて「何も解説しない」「何も収束させない」という選択をし、いい意味で見事な開き直りをみせています。過去にも同様の作品はあったでしょうけども、どメジャーなタイトルであえてそれをやってしまうアイデアと実行力が秀逸。
早い段階から予告編やWeb等で情報を思わせぶりに小出しにして興味をそそらせ、
公開日まで引っ張りに引っ張って、観てのお楽しみ〜サプライズ!っていう手法。一時のM・ナイト・シャマラン監督を彷彿とさせます。
メディア多様化時代に合わせてますます巧みで多様になるこのマーケティング手法、制作サイドと広報サイドが早くから一丸となって作戦を練らないと出来ない高度な戦略ですから、それが実現できているのは関係スタッフの優秀さ、結束力の強さの証明。
しかし一方それは、自分で自分の映画のハードルをあげまくることに他ならない為、諸刃の剣でもあります。
その剣で自分がザックザク切られまくって、最近ちょっとご無沙汰気味になりつつあるインド人の例をみるまでもなく・・・
もっともシャマラン監督の場合は、映画そのものは非常に低予算で取るスタイルなので、評判はともかく採算はきちんととれてるんだそう。さすがはインド式暗算術!?
ところで本作の場合は、「特撮ブレアウィッチ・プロジェクト」とでもいうような、一見低予算っぽい作りにしているのですが、実はそれなりにきっちり予算をかけた上で”あえてそういう演出をする”手法であって、そこはシャマラン監督とはベクトルが似て非なるものです。
アメリカでは公開時にも大きな話題となり大ヒット、その後そんなに間を空けずにDVDがリリースされこれも記録的ヒットとなったそうですから、作戦は見事にハマり、文句無しの結果が出ているようですが・・・
正直、本作に、事前に期待したほどのサプライズが何かあるかというと、無いです。
シナリオ的には極めて単純な話。それこそ、昔は日本でもシリーズ化していっぱい撮ってた
それをあえてこういう演出で見せる、その目の付けどころの良さには感心するものの、奇想天外などんでん返しとか、手に汗握る緊迫のシナリオ展開とかは一切無し。
観終わってみると逆に、よくこれを、あんだけハードル上げまくってプロモーションする気になったなあと、制作陣のクソ度胸に感心してしまうほど。
今アメリカのTV界でも映画界でもヒットとばしまくってノリノリのエイブラムス監督ブランドだからこそできたビジネスなのでしょうけども。
観た目とは裏腹に緻密な作り
この映画は観た目とは裏腹に非常にきめ細かく、丁寧に作られているであろうことが観てとれます。
全編ハンディカメラによるドキュメンタリー風映像で、しかもそのほとんどが、カメラを持った主人公達が逃げ回って走り回っているシーンなのに、意外とそれほど観ていて気持ち悪くはならない。
額面通りに、カメラ持って走って撮っただけの映像をただ編集しただけでは、おそらくこうはいかないでしょう。
全編にわたって、演出上の観た目のラフさ加減と、映像によって受ける生理的な反応とのバランス調整を、デジタル技術も最大限駆使して慎重に行ってるんじゃないかと。
”HAKAISHA”の撮し方がまた絶妙です。
かなり早い段階で、なんとなく正体が推測できる程度にはチラ見せしておいて、あとはほとんど見せず、基本はあくまでカメラを持った登場人物視点のみ。
でも最後にはその全貌を大写しで見せる(為のシチュエーションを用意している)など、シナリオ的にも見せ場を緻密に計算して配分、職人技的なきめ細やかさが効いています。
何も語らない、解決しない
シナリオのあちこちに、謎というほどでもないですが細かいエピソードを未解決のまま残していくのも、シリーズ化を見据えた戦術の一環なのでしょう。
HAKAISHAは何者で、どこから、どうやって来たのか、
小さいのと大きいのはどういう違いがあるのか、
病気になったっぽい人は何でああなってどうなったのか、とか・・・
特にHAKAISHAの正体については、見事なくらい何一つ描かないまま終わっていますので、そういう引っ張られ方に我慢できない人にはとてもお勧めできないです。
もっともエイブラムス監督のファンのほとんどは、謎を引っ張り回されることにかけてはLOST
観客にはすべてが分かるように解説しながら、いかにそう見せずにシナリオを展開するか、また展開させたシナリオをラストにむけてどのように収束させていくか、に腐心するのが通常の映画の基本ですけども、あえて「何も解説しない」「何も収束させない」という選択をし、いい意味で見事な開き直りをみせています。過去にも同様の作品はあったでしょうけども、どメジャーなタイトルであえてそれをやってしまうアイデアと実行力が秀逸。
ランボー 最後の戦場
何故そこにいる!?
4作目のランボーは、なんでまたミャンマーなんて物騒なとこに住んでるんでしょうか。おかしくないですか?
ベトナムでひどい目にあって、
1作目で母国アメリカでひどい目にあって、
2作目でその両方でまたひどい目にあって、
3作目でアルカイダでひどい目にあってと
とことんアメリカという国と戦争に身も心も痛めつけられてきた彼が、
軍事政権下で民衆が圧政を強いられているって分かりきっているミャンマーに、なんで滞在してんのか?
確かに、彼ほどのモノスゴイ経歴を持った元軍人には、そういう政情不安定な国に紛れ込むしか他になかったのかもしれないですが。
スタローン御大は、3作目が不満だったのもあって4作目を作りたかったそう。
自分の大ヒットキャラが最後に手を貸したのがアルカイダのままでは終わるのは、アメリカン・ヒーロー=スタローンとしては何とも気まずかったんでしょうか。最近DVDで観たファンから何か言われることもあったのかも・・・
だから今度こそ、バトルに手を貸しても誰からも文句言われない戦場、ランボーが絶対的に正義の味方という存在でいられる戦場はどこか!?っていう基準で戦場を選定したのでしょう。
世界には、ランボーに一暴れしに来て欲しいと願ってそうな場所は他にもいくらでもありますし。
隣の国の将軍の首とってきてくれ!とか。
しかしランボーは、いつから世界を股に掛ける世直し傭兵になったのか?
そもそも、シリーズ1作目からあった裏テーマとしては、アメリカが自分でまいた戦禍の種が、あちこちで様々な不幸をよんでいるという現実に焦点をあてる、というのものだったはず。それは3作目でさえ同様でした。
しかしその3作目の負のインパクトにこりて、今度こそ絶対に大義名分が成り立ちそうなとこを選ぶ。
圧政を強いる権力者=悪と決めつけ、虐げられる民衆を救うために戦うんだ!というお題目を振りかざしてよその国にずかずか踏み込む。これぞアメリカの真骨頂!
イラクであんだけ失態をやらかしておいて、やはり何一つ学んでいないようです・・・
まあ、ホントのところは、最近ヒットからも主演作からもとんとご無沙汰だったスタローンが、過去の引き出し引っ張りだしてきてもう一儲け&表舞台への返り咲きを狙った、っていう身もフタもない理由なんでしょうけども・・・
実際に現地で苦しんだり戦ってる人たちにしてみれば、何勝手にダシにしとんねん!ていうかこっちはそんなの関係ねえ!と思うんじゃないですか。
単純すぎるシナリオ、超ベタな展開
かんじんの中身の方もお粗末で、シナリオ的には良い悪いは別にして、シリーズ中最も何のひねりもない単純な話。
だったら最初からやれや!助けたれや!
って突っ込みたくもなります。
アクションシーンも、リアルさにこだわったというだけあってシリーズ初のR指定もうなずける残酷描写が随所に出てきますが、
描写そのものがというより、人の殺され方のシチュエーションが極めて残虐に描かれてるんですよね。
これは観る人に、客観的事実かどうかわからないことを一方的にプロパガンダすることになっており、非常に危険だと思います。
自分たちがやってきたこと(ベトナムとか砂漠の嵐とか)と他国の事情とでは描いていい許容範囲が違う、文化も歴史背景も違うってことがほんとにわからないんですねアメリカ人は・・・
結局、最後は現場でいちばんデカい武器を奪って、好き放題ぶっぱなして勝ち、という黄金パターンを踏襲してますし。まさに戦場の水戸黄門、暴れん坊将軍!
次があるとしたら、今度はどこに住むんでしょうか・・・やはり、将軍様倒しに行ってくれませんかね、どうせなら。
4作目のランボーは、なんでまたミャンマーなんて物騒なとこに住んでるんでしょうか。おかしくないですか?
ベトナムでひどい目にあって、
1作目で母国アメリカでひどい目にあって、
2作目でその両方でまたひどい目にあって、
3作目でアルカイダでひどい目にあってと
とことんアメリカという国と戦争に身も心も痛めつけられてきた彼が、
軍事政権下で民衆が圧政を強いられているって分かりきっているミャンマーに、なんで滞在してんのか?
確かに、彼ほどのモノスゴイ経歴を持った元軍人には、そういう政情不安定な国に紛れ込むしか他になかったのかもしれないですが。
スタローン御大は、3作目が不満だったのもあって4作目を作りたかったそう。
自分の大ヒットキャラが最後に手を貸したのがアルカイダのままでは終わるのは、アメリカン・ヒーロー=スタローンとしては何とも気まずかったんでしょうか。最近DVDで観たファンから何か言われることもあったのかも・・・
だから今度こそ、バトルに手を貸しても誰からも文句言われない戦場、ランボーが絶対的に正義の味方という存在でいられる戦場はどこか!?っていう基準で戦場を選定したのでしょう。
世界には、ランボーに一暴れしに来て欲しいと願ってそうな場所は他にもいくらでもありますし。
隣の国の将軍の首とってきてくれ!とか。
しかしランボーは、いつから世界を股に掛ける世直し傭兵になったのか?
そもそも、シリーズ1作目からあった裏テーマとしては、アメリカが自分でまいた戦禍の種が、あちこちで様々な不幸をよんでいるという現実に焦点をあてる、というのものだったはず。それは3作目でさえ同様でした。
しかしその3作目の負のインパクトにこりて、今度こそ絶対に大義名分が成り立ちそうなとこを選ぶ。
圧政を強いる権力者=悪と決めつけ、虐げられる民衆を救うために戦うんだ!というお題目を振りかざしてよその国にずかずか踏み込む。これぞアメリカの真骨頂!
イラクであんだけ失態をやらかしておいて、やはり何一つ学んでいないようです・・・
まあ、ホントのところは、最近ヒットからも主演作からもとんとご無沙汰だったスタローンが、過去の引き出し引っ張りだしてきてもう一儲け&表舞台への返り咲きを狙った、っていう身もフタもない理由なんでしょうけども・・・
実際に現地で苦しんだり戦ってる人たちにしてみれば、何勝手にダシにしとんねん!ていうかこっちはそんなの関係ねえ!と思うんじゃないですか。
単純すぎるシナリオ、超ベタな展開
かんじんの中身の方もお粗末で、シナリオ的には良い悪いは別にして、シリーズ中最も何のひねりもない単純な話。
だったら最初からやれや!助けたれや!
って突っ込みたくもなります。
アクションシーンも、リアルさにこだわったというだけあってシリーズ初のR指定もうなずける残酷描写が随所に出てきますが、
描写そのものがというより、人の殺され方のシチュエーションが極めて残虐に描かれてるんですよね。
これは観る人に、客観的事実かどうかわからないことを一方的にプロパガンダすることになっており、非常に危険だと思います。
自分たちがやってきたこと(ベトナムとか砂漠の嵐とか)と他国の事情とでは描いていい許容範囲が違う、文化も歴史背景も違うってことがほんとにわからないんですねアメリカ人は・・・
結局、最後は現場でいちばんデカい武器を奪って、好き放題ぶっぱなして勝ち、という黄金パターンを踏襲してますし。まさに戦場の水戸黄門、暴れん坊将軍!
次があるとしたら、今度はどこに住むんでしょうか・・・やはり、将軍様倒しに行ってくれませんかね、どうせなら。
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
この映画に対するハードルを自分でかなり上げていたっていうのもありますが、正直かなり拍子抜けです。あれだけ長いことすったもんだしといて、これ!?と・・・
先入観なく純粋に、シリーズのファンとしての目で観れば、
「さすがに待たされただけのことはある、冒険活劇の最高峰再び!」
って満足できたのかもしれないですが・・・。
もう60過ぎの立派なシニア、ハリソン・フォードが、過去3作品に負けず劣らぬ体を張ったアクションをみせてくれますし、
映像的にも、今や監督のセンス次第で出来ないことは無い、というところまで進化した最新VFX技術を駆使して、これまで以上のぶっとびアクションを画面せましと展開、見せ場も満載!なんですが・・・
技術の進歩が裏目に
なんか今一つインパクトに欠けるように思ってしまうのは、やはり一つには、昨今こんだけ技術が進歩してしまうと、どんな激しいアクションシーンでも、”どうせCGでしょ”)って変に安心して観れてしまうため、インディみたいな老舗の冒険活劇映画にとっては逆に損なのかも!?
レイダース
の時の、あのジープの下を引きずられながら、下をくぐり抜けて敵の裏をかくシーンなど、スタントマンなのはわかってても、まぎれもなく生身の人間が体を張ってる感じが伝わってきましたし、
画面上でも明らかにガラス越しなのが丸わかりのコブラとの対峙シーンのような、思わず笑ってしまうあらびきな感じが、汗と埃まみれの冒険活劇にジャストフィットして、活気あふれる魅力に繋がっていたような気がします。
これが、ナショトレとかハムナプトラのような最近のシリーズであれば、シリーズ内で比較するものがないので全然気にならないですし、むしろ「前作よりスケールアップ!」っていう言い方も納得なんですけど、インディのようにシリーズが四半世紀にも渡ってしまうと、もはや世間の文化からして変わっちゃってますらね。
ありえなさではシリーズNo.1
たぶんそれは撮ってるご本人が一番感じてたんじゃないでしょうか、これまでのシリーズでも何度となく絶体絶命の状況から奇跡の生還を果たしてきたインディに、これまでにないスケールの危機的状況からの脱出・生還劇を映画前半に用意しています。
インディ老いてますます盛んってとこを、最新VFX技術を用いてめいっぱい強調したかったと思われる見せ場の一つですけども、ありえなさもシリーズNo.1のぶっとびぶり。
かつて、潜水艦の甲板に乗ったまま長い航海のすえアークの祭壇まで無事たどり着いたときには、
どんな肺活量だ!?と一応突っ込めるくらいのアホらしさもありましたが、今回のはどう考えても普通に死ぬでしょうミンチになって…
しかも、何かとデリケートな問題でもありますし・・・特に日本人にとっては眉をひそめたくなるシーンになってしまっています。
カレン・アレンの再登場や、予告編などでもPRされていたのシャイア・ラブーフとのからみで、前作に引き続きジョーンズ家のバックボーンが描かれるわけですが、これも何とも微妙な描かれ方。
懐かしのキャラ再登場!以上のサプライズにもなってなければ、アクションに新たな深みを付加するにも至らず…
よく考えたら、今回のこのコンビのシチュエーションて、魔宮の伝説
のときと若干かぶってますし。しかも今回の方が2人の設定上の関係はより明確で強いものになっていて、なおかつやっぱり主人公インディはまだまだ現役!っていうこだわりも残すもんですから、ちょっと中途半端な印象に。
インディのイメージって、決して超人ではないけど誰もがあこがれる偶像、
あきらめない、しぶとい、等身大のタフガイって感じで、
3作目でお父さんが登場したことでさらにその人間味が増してたと思うんですけど、
今回は完全にその逆で、シャイアとの対比で要所要所で狙いすぎの演出が多い為、スーパーヒーローっぽい扱いになってるのが逆に興ざめしてしまう。
タイアップ優先!?
今回のお宝・・・確かに、これまでインディが追ってきた「聖なるナントカ」よりは、実在しそうといえばしそう・・・なんですけど、逆にいろいろ一般的に情報が出回っているし、スカリーやモルダーも頑張って追ってたネタ
でもあるので、観る方にも先入観がありすぎる分、ものすごい違和感を感じます、ネタ的にもシリーズイメージ的にも。
何年も何年も、脚本家もコロコロ変えてすったもんだ、一体どこらへんをそれほど揉めてたものか!?そのあげく、どこが気に入ってこのシナリオにしたのか!?さっぱり分からない、やっぱりディズニーシー
とタイアップしたかっただけか!?
本作ラストでも、ハリソン・フォード来日会見でも、5作目に意欲満々だそうですが・・・はたしてフォードが現役の間に、ルーカス・スピルバーグ両御大を含む3名が満足いく脚本がすんなり完成するんでしょうか!?
かといって、これでインディシリーズ終〜了〜っていうのもかなり寂しい、というか納得いかない!
こうなったらもう、誰に何言われようと是非とことん続けて頂きたいです。冒険活劇の寅さんみたいに。
先入観なく純粋に、シリーズのファンとしての目で観れば、
「さすがに待たされただけのことはある、冒険活劇の最高峰再び!」
って満足できたのかもしれないですが・・・。
もう60過ぎの立派なシニア、ハリソン・フォードが、過去3作品に負けず劣らぬ体を張ったアクションをみせてくれますし、
映像的にも、今や監督のセンス次第で出来ないことは無い、というところまで進化した最新VFX技術を駆使して、これまで以上のぶっとびアクションを画面せましと展開、見せ場も満載!なんですが・・・
技術の進歩が裏目に
なんか今一つインパクトに欠けるように思ってしまうのは、やはり一つには、昨今こんだけ技術が進歩してしまうと、どんな激しいアクションシーンでも、”どうせCGでしょ”)って変に安心して観れてしまうため、インディみたいな老舗の冒険活劇映画にとっては逆に損なのかも!?
レイダース
画面上でも明らかにガラス越しなのが丸わかりのコブラとの対峙シーンのような、思わず笑ってしまうあらびきな感じが、汗と埃まみれの冒険活劇にジャストフィットして、活気あふれる魅力に繋がっていたような気がします。
これが、ナショトレとかハムナプトラのような最近のシリーズであれば、シリーズ内で比較するものがないので全然気にならないですし、むしろ「前作よりスケールアップ!」っていう言い方も納得なんですけど、インディのようにシリーズが四半世紀にも渡ってしまうと、もはや世間の文化からして変わっちゃってますらね。
ありえなさではシリーズNo.1
たぶんそれは撮ってるご本人が一番感じてたんじゃないでしょうか、これまでのシリーズでも何度となく絶体絶命の状況から奇跡の生還を果たしてきたインディに、これまでにないスケールの危機的状況からの脱出・生還劇を映画前半に用意しています。
インディ老いてますます盛んってとこを、最新VFX技術を用いてめいっぱい強調したかったと思われる見せ場の一つですけども、ありえなさもシリーズNo.1のぶっとびぶり。
かつて、潜水艦の甲板に乗ったまま長い航海のすえアークの祭壇まで無事たどり着いたときには、
どんな肺活量だ!?と一応突っ込めるくらいのアホらしさもありましたが、今回のはどう考えても普通に死ぬでしょうミンチになって…
しかも、何かとデリケートな問題でもありますし・・・特に日本人にとっては眉をひそめたくなるシーンになってしまっています。
カレン・アレンの再登場や、予告編などでもPRされていたのシャイア・ラブーフとのからみで、前作に引き続きジョーンズ家のバックボーンが描かれるわけですが、これも何とも微妙な描かれ方。
懐かしのキャラ再登場!以上のサプライズにもなってなければ、アクションに新たな深みを付加するにも至らず…
よく考えたら、今回のこのコンビのシチュエーションて、魔宮の伝説
インディのイメージって、決して超人ではないけど誰もがあこがれる偶像、
あきらめない、しぶとい、等身大のタフガイって感じで、
3作目でお父さんが登場したことでさらにその人間味が増してたと思うんですけど、
今回は完全にその逆で、シャイアとの対比で要所要所で狙いすぎの演出が多い為、スーパーヒーローっぽい扱いになってるのが逆に興ざめしてしまう。
タイアップ優先!?
今回のお宝・・・確かに、これまでインディが追ってきた「聖なるナントカ」よりは、実在しそうといえばしそう・・・なんですけど、逆にいろいろ一般的に情報が出回っているし、スカリーやモルダーも頑張って追ってたネタ
何年も何年も、脚本家もコロコロ変えてすったもんだ、一体どこらへんをそれほど揉めてたものか!?そのあげく、どこが気に入ってこのシナリオにしたのか!?さっぱり分からない、やっぱりディズニーシー
本作ラストでも、ハリソン・フォード来日会見でも、5作目に意欲満々だそうですが・・・はたしてフォードが現役の間に、ルーカス・スピルバーグ両御大を含む3名が満足いく脚本がすんなり完成するんでしょうか!?
かといって、これでインディシリーズ終〜了〜っていうのもかなり寂しい、というか納得いかない!
こうなったらもう、誰に何言われようと是非とことん続けて頂きたいです。冒険活劇の寅さんみたいに。
バベル
2007年4月28日公開
中東の村、アメリカ国内とその周辺、そして何故か日本・・・
登場人物が様々な国に散らばっている群像劇。
群像劇ってだけでも、登場人物たちの人間関係や背景設定などが複雑でややこしく、把握するのが大変だというのに、何の脈絡も無く国まで異なるので、序盤はかなり面食らいます。
アメリカと中東やメキシコくらいならまだしも、いきなり日本にいきますからね。
こんだけ国交も盛んで、文化的にも入り乱れるくらい交流盛んなように思えるアメリカと日本も、こういう形で同一のスクリーンに並べられるとまるで異次元空間に突入したような強烈な違和感を感じます。近いようで、やっぱり距離的にも文化的にも国民性も、あまりにも遠く異なる国だってことを再認識。
アメリカと、中東諸国との切り替わりにはさほど違和感を感じないのは、どっちも日本から見れば”外国”だからか、洋画ではさして珍しい並びではないからでしょうか。どっちかといえば後者のような気がします。
群像劇と一言で言ってもいろんな手法があるのでしょうが、本作のややこしいところはもう一つ、時間軸が必ずしも同時並列進行でないこと。
大きく分けて4カ所で起こるエピソードを並列的に描いていきますが、時間軸がそれぞれ異なってるんですね。んで、それに関する説明もないもんだから、最初は誰と誰がどういう関係でどうつながってるのかさっぱりわからず、かなり戸惑います。
まあ中盤以降はだいたい分かりますし、分かって見ればさほどややこしい話でもないのですが、その分今度は逆に「だからどうしたの?」という率直な疑問が・・・
ブラピとその子供のエピソードなど、映画の頭とラストでつながるという引っ張りぶりですが、だから何?という感じ。
むしろ、親子そろってあまりにも不運すぎるだろ〜!って逆に違和感を感じます。
もひとつ、イマイチ意味分からないのが、日本でのエピソード。
役所広司と並んで日本人代表として出演する新人女優、菊地凛子の体当たり演技が話題を集めていますが、聾唖という設定で手話での会話シーンがほとんどという難易度の高さにもかかわらず、かなりの熱演。
しかし、特に序盤、友達の女の子たちと並ぶと見分けがつかないほど、ビジュアル的には今一つ。和製シャロン・ストーンばりのシーンにもさほど感じさせられるものがなかったのが残念。まあ、設定や物語上、わざとエロチシズムを抑えてるのかもしれませんが・・・。
演技派女優として伸びて行くのか、Vシネマの女王のように脱ぎっぷりの良さで勝負するのか、いろんな意味で今後が楽しみです。
●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)
中東の村、アメリカ国内とその周辺、そして何故か日本・・・
登場人物が様々な国に散らばっている群像劇。
群像劇ってだけでも、登場人物たちの人間関係や背景設定などが複雑でややこしく、把握するのが大変だというのに、何の脈絡も無く国まで異なるので、序盤はかなり面食らいます。
アメリカと中東やメキシコくらいならまだしも、いきなり日本にいきますからね。
こんだけ国交も盛んで、文化的にも入り乱れるくらい交流盛んなように思えるアメリカと日本も、こういう形で同一のスクリーンに並べられるとまるで異次元空間に突入したような強烈な違和感を感じます。近いようで、やっぱり距離的にも文化的にも国民性も、あまりにも遠く異なる国だってことを再認識。
アメリカと、中東諸国との切り替わりにはさほど違和感を感じないのは、どっちも日本から見れば”外国”だからか、洋画ではさして珍しい並びではないからでしょうか。どっちかといえば後者のような気がします。
群像劇と一言で言ってもいろんな手法があるのでしょうが、本作のややこしいところはもう一つ、時間軸が必ずしも同時並列進行でないこと。
大きく分けて4カ所で起こるエピソードを並列的に描いていきますが、時間軸がそれぞれ異なってるんですね。んで、それに関する説明もないもんだから、最初は誰と誰がどういう関係でどうつながってるのかさっぱりわからず、かなり戸惑います。
まあ中盤以降はだいたい分かりますし、分かって見ればさほどややこしい話でもないのですが、その分今度は逆に「だからどうしたの?」という率直な疑問が・・・
ブラピとその子供のエピソードなど、映画の頭とラストでつながるという引っ張りぶりですが、だから何?という感じ。
むしろ、親子そろってあまりにも不運すぎるだろ〜!って逆に違和感を感じます。
もひとつ、イマイチ意味分からないのが、日本でのエピソード。
役所広司と並んで日本人代表として出演する新人女優、菊地凛子の体当たり演技が話題を集めていますが、聾唖という設定で手話での会話シーンがほとんどという難易度の高さにもかかわらず、かなりの熱演。
しかし、特に序盤、友達の女の子たちと並ぶと見分けがつかないほど、ビジュアル的には今一つ。和製シャロン・ストーンばりのシーンにもさほど感じさせられるものがなかったのが残念。まあ、設定や物語上、わざとエロチシズムを抑えてるのかもしれませんが・・・。
演技派女優として伸びて行くのか、Vシネマの女王のように脱ぎっぷりの良さで勝負するのか、いろんな意味で今後が楽しみです。
●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)
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監督・原案・製作:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 アドリアナ・バラッザ 菊地凛子
2006年/メキシコ/ギャガ/143分/PG-12
金言豆メインサイト 映画の部屋へ
Tag : 群像劇 日本 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 アドリアナ・バラッザ 菊地凛子
ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
2007年5月26日公開
カザフスタンからやってきた男ボラットが、アメリカ横断の旅の道中で繰り広げるカルチャーギャップで大いに笑わせると評判の話題作。
全米でもえらいヒットしたそうで、こりゃどんな笑いをみせてくれるのかと期待してたんですが・・・
確かに笑えるんですけど、下ネタです基本的に。それもカルチャーギャップとかあんまり関係ない、ホモネタを筆頭にストレートでお下品なギャグのオンパレード。
まあ確かにカルチャーギャップを揶揄するようなギャグシーンもありますが、そっちは残念ながら、我々日本人には全然ピンとこないものばかり。そりゃ当たり前なんですけどね。
何故か最近、あっちのコメディ映画でパロディ的ギャグキャラクターとして登場することが多いデビット・ハッセルホフ主演のTVドラマ「ベイウォッチ」が、本作でもギャグアイテムの一つとして(!?)登場。
ベイウォッチのヒロインに一目ぼれしたボラットが、彼女に会うための旅に出る、っていう感じの話なわけですが、何故ベイウォッチなのか!?そんだけ人気があるてことなんでしょうか。
ハッセルホフはいつ登場してまた笑わせてくれるのかと期待してましたが、残念ながら出番は・・・まあでも、ワンポイントでしっかりギャグになってましたけど。
志村けんのコントがNHK教育番組に思えるほど、超がつくお下品さ、国の政治的、歴史的背景を平気で揶揄するきわどさと、あんまり観てて楽しい作品でもありません。
●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)
カザフスタンからやってきた男ボラットが、アメリカ横断の旅の道中で繰り広げるカルチャーギャップで大いに笑わせると評判の話題作。
全米でもえらいヒットしたそうで、こりゃどんな笑いをみせてくれるのかと期待してたんですが・・・
確かに笑えるんですけど、下ネタです基本的に。それもカルチャーギャップとかあんまり関係ない、ホモネタを筆頭にストレートでお下品なギャグのオンパレード。
まあ確かにカルチャーギャップを揶揄するようなギャグシーンもありますが、そっちは残念ながら、我々日本人には全然ピンとこないものばかり。そりゃ当たり前なんですけどね。
何故か最近、あっちのコメディ映画でパロディ的ギャグキャラクターとして登場することが多いデビット・ハッセルホフ主演のTVドラマ「ベイウォッチ」が、本作でもギャグアイテムの一つとして(!?)登場。
ベイウォッチのヒロインに一目ぼれしたボラットが、彼女に会うための旅に出る、っていう感じの話なわけですが、何故ベイウォッチなのか!?そんだけ人気があるてことなんでしょうか。
ハッセルホフはいつ登場してまた笑わせてくれるのかと期待してましたが、残念ながら出番は・・・まあでも、ワンポイントでしっかりギャグになってましたけど。
志村けんのコントがNHK教育番組に思えるほど、超がつくお下品さ、国の政治的、歴史的背景を平気で揶揄するきわどさと、あんまり観てて楽しい作品でもありません。
●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)
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