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インビジブル2

2006年12月23日公開
invihible2.jpg  最近、この手のB級、C級ホラーやサスペンスへの出演がやけに多いような気がするクリスチャン・スレーター・・・
 その出方がまた微妙なんですよね。
 「アローン・イン・ザ・ダーク」では一応主役で出番も多かったですけど、
 「マインドハンター」では主役かと思いきや、いの一番に舞台から去っていくし・・・

 本作でも、主役っちゃあ主役なんですけど、何せ”透明人間”役なもので、顔出しの出番はほとんど無しという・・・

 続編モノ映画にも最近はいろいろパターンがあるもので、
 普通に惰性だけで作られて、案の定ろくでもないクソ映画に仕上がっちゃって大コケするパターン、
 続編とはいえシナリオも予算も大幅にパワーアップし、1作目より面白くなったどうかはともかく、それを越えるヒット作になるパターン、の2つに加え、
 前作より予算規模的には大幅に縮小しているものの、前作のエッセンスだけを抽出し、それを物語の中心にすえて、コンパクトながら一本芯の通った作品に仕上げるってい うパターンもちょこちょこあるような気がして。

 「スターシップ・トルーパーズ2」がその典型で、
 CGバリバリのVFX満載で宇宙昆虫の大群と人間との大戦争を豪快に描いた超大作系の1作目から一転、
 密室サスペンスみたいなノリになってました。あれはあまりにも前作との落差が大きすぎて、前作も好きだっただけに、あんまり客観的に楽しめなかったような気がします 。

 「氷の微笑2」もそんな感じで、主役が”年取った”シャロン・ストーン続投っていう以外は、マイケル・ダグラスとのダブル主演だった前作に比べると共演者はあんまり パッとしない地味な顔ぶれ。まあでもこっちは、前作もサスペンスでしたからそんなにギャップは感じませんでしたけども。

 本作もそうなんですよね。前作「インビジブル」も決して超大作ってわけじゃなかったものの、CGをふんだんに使った透明人間の描写やアクションが売りの派手めな作品 でしたが、
 本作は、映像的な見せ場として随所に前作同様”透明人間の表現”を使ってはいるものの、そのボリュームは極端に少なく、どちらかといえば
透明人間化研究の裏にひそむ陰謀を描くサスペンス”のノリが濃くなっています。
 なので、前作同様血管、内蔵透けながら暴れる透明人間のアクションや、透明人間の大群あらわるみたいな内容を期待するとかなり拍子抜けします。

 透明人間の映像表現そのものは、丁寧に描かれていますけどもね。煙や雨を使って、なんとなくそこにいるのがわかる、みたいなやつ。
 でも全部、前作でやったことばっかなんですよね・・・見慣れてしまうと結局、地味ですよね透明人間。透明なんで。

 サスペンスとしてのシナリオも今一つ。まあよくあるお話です。終盤の展開も予定調和どおりという感じでサプライズはほとんど無し。
 惰性で作っただけの続編とは一味違うテイストが盛り込まれてはいるものの、結局、”つまらなくなった続編”という結果に。

 しかし、気が付いたら私が例に挙げた作品、みんなバーホーベン監督のばっかですね・・・すっごい偶然なのか、変態監督の呪いか!?

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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invijible_DVD.jpgインビジブル

インビジブル2 日本語公式サイトはこちら
監督:クラウディオ・ファエ
総指揮:ポール・バーホーベンほか
脚本:ジョエル・ソワソン
出演:クリスチャン・スレーター ピーター・ファシネリ ローラ・レーガン
2006年/米/ソニー/91分



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Tag : クラウディオ・ファエ ポール・バーホーベン ジョエル・ソワソン クリスチャン・スレーター ピーター・ファシネリ ローラ・レーガン 透明人間

ライアンを探せ!

2006年12月16日公開
 いよいよディズニーもアニメ映画はCG一辺倒になっていきそうな気配、しかしそれにしても、なんか動物ものがやたら多いように思うのは気のせいではないはず。
「森のリトル・ギャング」しかり、「チキン・リトル」しかり、やたら動物キャラが多い・・・
 ヒーローものとかオモチャとか車とか、多彩なキャラとストーリーで勝負してるのはピクサーくらいじゃないでしょうか。

 この手の動物モノって、アニメ=子供向け=動物出しとけ、みたいな安易な公式に沿って企画されたのがミエミエなのがなんかイヤです。
 しかもそのくせ、CGならではのリアルなダイナミクスエフェクトを堪能してもらおうといわんばかりに、体毛1本1本まで超リアルに作り込まれた動物たち。
 造形的にも、ほとんどキャラクターディフォルメされることなく、モノホンの動物にかなり近い外見で、子供も喜ぶ愛らしいキャラクターというよりは、単なるおしゃべり ライオン、おしゃべりコアラといった、考えようによっては不気味なことこの上ない動物たちを、映画の頭から終わりまで見せられるわけで、あんまり画面 から楽しさが伝わってこないというか・・・CG技術はたしかにすごいんでしょうけど、3DCGツールのデモリールじゃあないんですから・・・。

 同じ動物ものCGアニメで、出てくる動物もわりとかぶってたような気がする「マダガスカル」は、まだ動物たちをキャラクター化して見せようという努力がかなりなされ ていて、昔の手書きアニメっぽいオーバーアクションや体が伸び縮みする変形表現など、それだけでも見ていて楽しくなりましたけども。

 シナリオがわけわかんないのはまあ、ご愛嬌ってことでもいいんですけど、それにしたってちょっといいかげんすぎませんかね?  あんな簡単に動物が動物園から逃げ出されちゃあたまったもんじゃない!とか、小学生でも突っ込みそうなアバウトなとこもチラホラ。

 CG作りに関しては、まだ手書きアニメからの移行の過渡期ってことで、絵作りの試行錯誤の結果がこれからどんどん世に出てくるのが期待されますけども、シナリオ作り の方は、万年ネタ不足が言われて久しい米映画事情は今後も変わらずのようで。
「ライオン・キング」のCGリメイクとか、ミッキーマウスやくまのプーさんなど往年の名キャラのCG復刻映画とか、やらないですかね~まだその方が逆に面白そう?(イ ヤミ)

 しっかし、こんな安易でステレオタイプな作品作った監督のくせに、こんな偉そうなこと言っ てます。いや~笑わせてくれます・・・そんなゆ~ならSW並みのヒット作作ってみい!

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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lyanwosagase_sound.jpgライアンを探せ!オリジナル・サウンドトラック

lyanwosagase_book.jpgライアンを探せ! 関連書籍

ライアンを探せ! 日本語公式サイトはこちら
監督:スティーブ・“スパズ”・ウィリアムス
製作:クリント・ゴールドマンほか
音楽:アラン・シルベストリ
声の出演:キーファー・サザーランド ジム・ベルーシ エディ・イザード
2006年/米/ブエナ ビスタ/82分



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氷の微笑2

2006年11月11日公開
 1作目はもちろん観ました何度か。ビデオやTVオンエアで。
 しかし忘れちゃいましたねえ・・・何せもう10年以上前の作品だし、シリーズ化されるようなお話でもなかったような・・・
 主人公が巧妙に殺人を繰り返すシリアルキラーだって話なら、それを軸にシリーズ化していくっていうのはありますよね、「SAW」のジグソウや、「ハンニバル」レクタ ー博士のように。

 でも確か1作目って、シャロン・ストーンが犯人かどうかあいまいなまま終わったんじゃなかったでしたっけ・・・
 解釈のしようによっては全然違う可能性もあって、本当のとこいったいどっちなんだ!?と観客に考えさせる、それこそが変態監督バーホーベンの仕掛けた罠 ・・・ということだったような・・・
 てことはつまり、続編作っちゃいけない話だったんじゃないですかね。いくらなんでも、真犯人が彼女でない限りそんなしょっちゅう殺人事件に巻き込まれるわけもなく・ ・・にもかかわらず続編作られたってことは、やっぱ彼女が犯人じゃん最初っから・・・
と、観もしないうちからそこだけは鉄板で分かっちゃうわけです。

 複雑に入り組んだ人間関係、張り巡らされた仕掛け、そして今回も炸裂するシャロン・ストーンの色仕掛けと、「氷の微笑」っぽさは十分。やっぱり誰が 犯人なのかあいまいなまま終わるラストも、それだけとってみれば良くできてるんですけども・・・
 でも結局犯人お前だろ!って・・・。

 あと、シャロン・ストーンみたいな整い過ぎた美形って、加齢による崩れが一番ストレートに出ちゃうタイプなんですよね。
 最近いろんな映画で、相変わらずお色気担当で出演してるのをちらほら観るたびに「キツっ!」と思ってましたけども、今回は主役な上に役柄が役柄だけ に余計厳しいものが・・・
 こういうときこそ最新のCG技術を駆使して、シワ消しでもつや出しでも豊胸でも何でもやったらええのに・・・

 前作からのブランクからいっても、特に待ち望まれての続編製作ということもなく、どちらかといえばシャロン・ストーンのキャリアリベンジをかけた作 品という意味あいが強すぎる作品、そのもくろみは、作品の出来とその興行成績が如実に示す通り、もろくも崩れ去ったようです。

 同じような企画で、シルベスター・スタローン御大も、自身の出世作シリーズの最新作を作ろうとしてますが・・・やめといて、どっかの州の知事選に出るとかした方がい いのでは!?といういらぬ心配も・・・
 それか、宮城県の知事選に出たらどうすかね、そのまんま東をおさえて鉄板で当選しそうですが・・・やっぱ駄目なんでしょうね法的に。

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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氷の微笑2 日本語公式サイトはこちら
監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
脚本:レオラ・バリッシュほか
出演:シャロン・ストーン デビッド・モリッシー デビッド・シューリス シャーロット・ランプリング
2006年/米/シナジー/114分/R-18



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Tag : デビッド・モリッシー デビッド・シューリス シャーロット・ランプリング シャロン・ストーン レオラ・バリッシュ マイケル・ケイトン・ジョーンズ バーホーベン

グエムル 漢江(ハンガン)の怪物

2006年9月2日公開
 韓国で異例の大ヒット、冬のソナタからこっち、軟派な恋愛モノだけじゃない、この毒のある作品こそが韓国映画の真骨頂!とばかりに、鳴り物入りで日本公開されたもの の、フタを開けてみれば興行的にはサッパリという結果に、日本メディアの話題は次の公開作にさっさと移り、朝鮮日報などあっちのメディアでは、
「日本でのマーケティングに失敗した!?」などともっともらしい分析コメントが載ったりしてましたが・・・

 実際観てみて言わせていただくと、逆に
何でこんなしょうもないB級ホラー映画が韓国でヒットしたの!?」と聞きたいくらいの出来。
 怪獣モノというくくりでいえば、「ゴジラ」「モスラ」といった御家芸もあり、さらにそれをCG満載リメイクでコケられたという経 験もある我々日本人をナメてもらっちゃ困る。

 だいたい、何なんでしょうこの作品全体に漂う雰囲気の暗さ
 コメディっぽいノリでいくのかな~と思わせるのはほんの冒頭だけで、あとは全編、登場人物は泣いてるか沈んでるか苦しんでるかの表情しかない。

 すべての元凶を作るのも、それをただすフリして他国をめちゃめちゃに蹂躙するのも、情報をコントロールして平気でウソつくのも、本当に悪いのは常にアメリカだ!とい う、いかにも映画評論家が喜んで飛びつきそうな裏読みポイントもありますが、今更そんなしょうもない設定に喜んでるようじゃあ、おすぎも通り越してざ・たっちレベル。

 中途半端に張り巡らされて、帰結したところで何のカタルシスも呼び起こされない伏線(アーチェリーなどはその最たる・・・)、
 何の救いもない結末、
 せめてB級ホラー映画として押さえるべきところも押さえきらず中途半端なラストなど、そりゃ~日本でウケないのも無理なし。

 怪物のビジュアルは、CGのクオリティといい動きのなめらかさといい、実写との合わせこみのナチュラルさといいかなりのもので、作品全体のしょうもなさに不釣り合い なほどすごく良くできてるんですけどもね。

 ヒロイン(!?)のコ・アソン、顔面泥まみれでアップになったときの目元が亀田大毅にそっくりなんですけど・・・可愛くない・・・

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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グエムル-漢江の怪物 韓国映画OST (韓国盤)

グエムル 漢江(ハンガン)の怪物 日本語公式サイトはこちら
監督・原案・脚本:ポン・ジュノ
脚本:ハ・ジョンウォン
音楽:イ・ビョンウ
出演:ソン・ガンホ ピョン・ヒボン パク・ヘイル ペ・ドゥナ コ・アソン イ・ジェウン
2006年/韓/角川ヘラルド映画/120分



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Tag : 冬のソナタ B級ホラー CG ポン・ジュノ ハ・ジョンウォン イ・ビョンウ ソン・ガンホ パク・ヘイル コ・アソン

王の男

2006年12月9日公開
 もういいかげん、韓国で大ヒットしたからって鳴り物入りでこれ見よがしに日本公開するのもどうなのか!?マジで考えた方がいいと思うんですが・・・

 昔の暴君かなんか知りませんが、なじみ無さ過ぎですもん韓国の歴史上の王様なんぞ。
 それとゲイの男芸人2人(まあどうやらゲイでなく大の仲良し二人組ということのようですが)、芸人としてのブレイクを夢見て都会へ出てきた二人と王様との運命の邂逅 と流転とを描く作品なわけですが・・・
 大道芸で身を立てようとする芸人たち、その背景にある世間事情、その切実さの理由といったもんに、イマイチ感情移入して見れないんですよね。
 そりゃ当然、ろくに知りもしない隣の国の歴史に興味持てっていう方が無理というものでしょう。

 だったら見るなって?そりゃそうなんですけども・・・既にあっちでは大ヒット!って言われりゃあ、どんなもんかなって観たくなるのが人情・・・そう、まんまとパブリ シティに乗せられてるわけですね。思う壷ってやつです。

 しかし、モンスター系のホラー映画としては普遍性がある内容だった「グエムル」は、結果はどうあれ、日本でも受けるかどうかを試す意味でも公開する価値はあったと思 いますが、
 本作はちょっとそういう意味では、少々パーソナルすぎるテーマと内容、これを日本人が観て面白いかどうかぐらい、もうちょい考えて決めてもいいのでは・・・

 美形で男にばかりやたら好かれる芸人コンギル役のイ・ジュンギや、
 その正反対で、ワイルドな風貌が魅力の相棒芸人チャンセン役のカム・ウソンの人気が、日本でもブレイクすんじゃないか、っていう目論みもあるのでしょう、確かにイ・ ジュンギは韓流ミッチーとでもいうべき男前、メイクの効果もあるのかもしれませんが本物の女性のように透き通るような美しさ。
 カム・ウソンの方はまあ・・・
 いい味出てるのは狂王ヨンサングン役のチョン・ジニョン、韓流竹中直人みたいな独特のキャラクターで面白い。子供のように繊細で甘ったれな暴君とい う難役をハマリ役で演じています。

 その愛妾ノクス役のカン・ソンヨン、これが少々可愛すぎて、キーセン上がりっていう設定の割に幼すぎるようにも見えてしまうんですが・・・これはこれで、史実どおり なんでしょうかね。そういうとこにも、大して興味持てませんけども・・・。

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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ounootoko_book.jpg王の男 文庫本

ounootoko_sound.jpg王の 男 オリジナル・サウンドトラック(DVD付)

王の男 日本語公式サイトはこちら
監督・製作:イ・ジュンイク
原作:キム・テウン
出演:カム・ウソン イ・ジュンギ ユ・ヘジン チョン・ジニョン カン・ソンヨン
2005年/韓/角川ヘラルド映画=CJ Entertainment/122分



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百万長者の初恋

2006年12月23日公開
 また・・・ヒロインが不治の病に侵されてる話ですか・・・とつぶやきたくなっても無理ないですよねえ。
 しかも普通の病気やなく、恋すると死期が早まる病ってね・・・おもしろ設定にもほどがあるでしょって。

 と、いきなり意地悪な印象だけ述べましたけども、逆にそれを除けば、ストーリーの作り込み、キャラクター、映像美等、なかなか侮れない、良く出来た作品。

 主人公達、特にヒロインのイ・ウナン(ヨンヒ)の行動が冒頭から中盤以降までけっこう意味不明で、最初はわけわかんないんですけど、分かってみればすべてのパーツが 一気にぴったり揃うような明快さと分かりやすさ。観客にいろいろ想像逞しくさせ、終盤まで興味を引き付ける効果抜群。

 映像的には、そんなに派手ではないですけども、非常に効果的に使われているデジタル映像エフェクトが秀逸
 ややモノクローム調になる回想シーン、鮮やかに彩られる二人の幸せな時間などの幻想的な美しさ。
 中でも主人公の封印した記憶が甦るシーンでは、はっと気を引くような特殊視覚効果が使われており、それが決して派手すぎず作品の雰囲気や流れを壊さないバランスの良 さ。このへんの映像センスの良さが本作一番の見所と言えるかも。

 キャラクターもよく作り込まれてます。
 心に陰を抱えひねくれてしまった大金持ちのドラ息子という主人公カン・ジェギョン(ヒョンビン)や、明るく気丈に見えて重い運命を受け入れようと必死で葛藤するイ・ ウナンが丁寧に描かれているのはもちろんですが、
 基本的に二人の幼少からの因縁を軸にした物語なため、逆にそれなりに重要人物っぽい人、例えばウナンの父親や母親、ジェギョンの祖父などは最低限の描写にとどめ、情 報を絞り込んでいるのも上手い。
 クラスメートなどもけっこうおもしろキャラっぽいのもいるのに、ほとんどまともに描かれていません。
 そんな中、出番は少ないながら重要なキーパーソンとしていい味出してるのが主人公の弁護士。
 敵か味方か!?謎めいた部分が本作のタイトルにも、物語上でジェギョンの下す重要な決断にも関わってきて、最後は鮮やかに帰結する、予定調和が見事にはまって爽やか 。

 主演の男女二人は、言われなきゃ日本人の美男美女と見分けつきませんねえ。特にヨンヒの方は上野樹里にちょっと似てるかななんて思ったりして。だから逆に、あんまり 大ブレイクってほど日本では人気出ないのかもしれませんが・・・

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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100manchouja_sound.jpg百万長者の初恋 オリジナルサウンドトラック (DVD付)

百万長者の初恋 韓国映画OST ( 韓国盤)

百万長者の初恋 日本語公式サイトはこちら
監督:キム・テギュン
脚本:キム・ウンスク
出演:ヒョンビン ヨンヒ イ・ハンソル
2006年/韓/東京テアトル=クロックワークス/113分



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Tag : ヒロイン 不治 ヨンヒ ヒョンビン ウナン ジェギョン 上野樹里 キム・テギュン キム・ウンスク

スキャナー・ダークリー

2006年12月9日公開
 デジカメでとった実写映像に、わざわざCGデジタルペイント処理を施し、全編これ、アニメとも実写ともフルCGとも違った独特の画面にしてしまった本作。
 お世辞にも、美しいとも見やすいともカッコイイとも言い難いその独特な画面作り、しかも話の内容や設定からして、別にそれほど必然性があるとも思えない・・・何でこんなことすんの?と思いながら観てましたけども、
 終わってみれば、現代からたかだか7年後という至近未来の設定のわりには、おかしな麻薬がはびこり、人の意識やアイデンティティがちょっと変になっている、近くて遠い異次元世界、という雰囲気を、視覚的にうまく表現する効果はある気がします。
 観終わった後、何だか軽く乗り物酔いしたような錯覚に陥るほどの異次元映像。

 あともう一つの理由は、頭まですっぽり覆うように全身に着ると、表面にいろんな人物像がパッチワークのように映し出され、声も自動的に変換される為、着ている人が誰なのかが分からなくなるというカムフラージュ・スーツ。
 今のCG技術なら、実写そのままの映像にこれを重ね合わせて表現することも全然可能でしょうけども、リアルな映像でこれやると多分相当変な絵になってしまい、違和感ありすぎでカムフラージュになってない!って観客が思ってしまうから、いっそのこと全部の絵を変にしてしまえ!という、木は森に隠せ的な発想もあったのでしょうか・・・

 まあそれはともかく、外見も声も自動的に変えてしまうことで、透明人間とは違い存在だけは確実に認知できるけれども、誰だかわからなくしてしまうというこの秀逸なアイデア、同時に本作のシナリオ上も非常に重要なポイントとなっています。

 キアヌ・リーブス演じる潜入麻薬捜査官が勤めるオフィスの建物内では、このスーツの着用を義務づけられているってところがキモになってくるんですけども、しかし建物への出入りの際には普通の格好してますし、建物内のロッカーで着替えて出てくるというだけなので、これじゃあ身元バレバレなのでは!?という気もしますが・・・つまり、終盤のあのオチがやりたかっただけ!?という気が・・・

 それにしてもあいかわらず、キアヌ・リーブスのCGがよく似合うのぺっとした端正なマスクは健在。
 そして相手役のヒロインは、これはお懐かしいウィノナ・ライダー。最初、ああいう画面ですから、誰だこれ!?キーラ・ナイトレイかなあ!?とかいろいろ考えてしまいました(^^;
 考えてみれば、単に時間的にかなり間が空いたというだけでなく、そのブランク中にはほんとにいろいろあったウィノナ嬢、もしかすると本作のCGペイント映像の第3の意味は、そんなブランク明けの彼女の容貌的な変化への精一杯の配慮、というのもあったりして!?小じわもシミもへったくれもないですもんねこの映像じゃ・・・

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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scanner_darkly.jpgスキャナー・ダークリー (文庫)

スキャナー・ダークリー 日本語公式サイトはこちら
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
出演:キアヌ・リーブス ウィノナ・ライダー ロバート・ダウニー・ジュニア ウディ・ハレルソン
2006年/米/ワーナー/100分/R-15



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手紙

2006年11月3日公開
 ストーカーも、ものは言いよう語りようで美談になるっていう話ととるか、はたまたその逆か・・・
 その受け取り方次第で、観る人の心のねじ曲がり具合が分かるのかも!?だとしたら私は確実に根性ババな部類に入りそうです(--;

 しかしね~、沢尻エリカ演じるヒロインが、職場の同僚である主人公直貴(山田孝之)に弁当やプレゼント渡す程度ならまだ分からなくもないですが、
 何も言わずにいきなり職場を辞めて引っ越して行った直貴の後を追うようにしたり、
 彼が別な婚約者と付き合って結婚寸前までいってる間も、つかず離れずつきまとったり・・・
 そして極めつきは、本作のタイトルの由来でもある行為にまで及ぶという・・・それが明らかになったとき、自らの口でその理由を涙ながらに語り、そのシーンは本作最大の泣かせ所でもあるわけですが、どこをどうつつき眺めても、めちゃめちゃディープなストーキング行為としか思えないんですけど・・・

 かの「鋼鉄の男」が、最新作で自分のスーパーパワーを使い元カノをストーキングしたのとはレベルが違います。
 彼の場合はせいぜい5~6分、盗撮と盗聴をした程度、あと映画終盤に不法侵入と児童連れ去り未遂的なこともちょっと・・・というところですけど、
 彼女の場合は、執拗なつきまとい、素行調査、彼のプライベートや親族への干渉などが何年にも渡って執拗に続くという・・・
 結局、彼女役が沢尻エリカ嬢だから、ストーカーにはならない、というだけなんではないのか?

 そういうイジワルな見方をしてしまう理由のひとつは、彼女がそこまで直貴を深く愛する理由が映画ではまったく描かれていないからっていうのもあるのかな、という気がします。
 そもそものきっかけは、通勤バスでよく一緒になったから、ってだけで、中学生ならともかくいい大人が、そんなきっかけでそこまでディープな愛に発展しますかね!?それも、最後の最後まで直貴の方からはろくなリアクションもなく、彼女の一方的なアプローチに終始してるようにしか描かれていないのにですよ。いささかリアリティに欠ける気がします。
 彼女の一途な純愛、と言っちゃえばそれまでですが、現実味なさすぎ。それこそ、直貴役が山田孝之だからそんな好きになれるんでしょ!って思っちゃう。
 小説ではそのへんのお互いの心理描写がも少し細やかに描かれていて、納得性のある筋書きになってるのかもしれないですけども。

 元祖「電車男」山田孝之演じる彼が、インターネット掲示板での心ないうわさの書き込みが原因で人生の岐路に立たされるシーンには思わず笑っちゃいました。まさかこのシーン狙うためだけに山田孝之キャスティングしたわけじゃないですよねえ(^^;

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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tegami_official.jpg手紙 オフィシャルブック (単行本)

tegami_bunko.jpg手紙 (文庫)

手紙 日本語公式サイトはこちら
監督:生野慈朗
原作:東野圭吾
脚本:安倍照雄ほか
主題歌:高橋瞳
出演:山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之 田中要次 吹越満 風間杜夫 杉浦直樹
2006年/ギャガ/121分



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ゲド戦記

2006年7月29日公開
 いいじゃないですか、これ。面白いし、良い作品ですよねえ。
 かつて長編劇場用アニメでこれほどまともに批評されなかった作品も珍しいんじゃないでしょうかね・・・
 親の七光りだの、素人監督だのっていうのはまだましな方で、
 過去の宮崎駿映画のパッチワークだの、ストーリーが破綻しているだの、的外れとすら言えない単なる悪口が、ネットでも紙媒体でも散見されましたけども、なんだかんだ言ってもそれなりに観客動員した事実が内容の良さを淡々と物語ってるんじゃないでしょうか。
 それでも「ヒットはジブリのブランド力のおかげだ!」とどうしても言いたい諸兄は、過去のジブリ作品で宮崎駿監督作以外の映画の成績がどうだったかを一度さらってみてはいかがなもんでしょう。冗談抜きでそれちょっと知りたいですね、本作も含めて。

 もちろん、何の実績も無い建築デザイナー兼美術館館長がいきなり予算たっぷりかけた劇場用長編アニメの監督に抜擢されるなんてのは親の七光り以外の何物でもないでしょうが、「七光りも才能のうち」って言うしかありませんよねえ、宮崎駿が宮崎駿として生まれたことが才能であるのと同様。

 冗談抜きで、成績に反比例してあまりにも世間の批評が酷いので期待値低かったかもしれない部分をさっぴいても、良くできていると思います。
 アニメとしてのクオリティは申し分ないですし、良くも悪くも父親モロパクリのキャラクターデザインは逆に安心して観てられますし。
 何より、絵柄といいストーリーといいそのメッセージ性といい、愚直なまでにストレートなのがいい。変に奇をてらったり、斬新な絵作り、カット割、アングルなどにこだわらず、かといって素人臭いわけではなく基本はしっかり押さえられているという感じで、一本筋の通った骨の太さを感じさせます。

 正直、ここんところの親父さんの作品って、画面の情報量の膨大さや美しさ、動きのきめ細やかさ、大胆さ、躍動感等はどんどん発達してきて円熟の域という感じで、観てて確かに楽しめるんですけど、ストーリーがわけわかんないのがちょっと・・・
「ハウルの動く城」なんて、1度や2度観たくらいじゃわけわかんなくて、何度か観てやっと「わけわかんなくて当然、全然基本的なこと説明してないし、構成も超適当で行き当たりばったりなんだ」ってことが分かるという・・・
 別にそれが良いとか悪いとかじゃあありませんけども、少なくとも本作はそれとは対象的に、非常にオーソドックスな作りといえるでしょう。

「過去の宮崎作品の寄せ集め」ってどこらへん?って、結構探しながら観ちゃいましたけども、別にそんなに気になるとこなかったですけどねえ・・・
 終盤、敵が液状化してグチョっとなって迫ってくるとこが「もののけ姫」だとか、
 ドラゴンが飛ぶところが「千と千尋の神隠し」だとか、言い掛かりつけられそうなところならちらほらありましたけども・・・
 ほんとに駄作だと思うなら、どこがどう悪いとかちゃんと指摘してきっちり叩けや!一応金もらってライターって肩書きつけてるやつまでが揚げ足取ったり難癖付けたりしょうもないこと書くなよな~、って久々に思いました。

 まあ世間的には、そんな論調にはおかまいなく良いものは良い、とちゃんと評価されてて、それが成績に素直に反映されてるようですけども。
 でもまあ、どうせ「ハウルに比べれば大コケ」云々、どうしたって悪口書く人は書くんでしょうけどね。

 たっぷり露出されまくって「ゲド戦記」イメージビジュアルとしてすっかり定着したビジュアルの意味がさらりと明らかになる本作ラストなどは、本作の内容とそのキーポイントとパブリシティとがガッチリ融合した結果で、見事だと思います。

 しかし、原作は全6巻もある「ゲド戦記」、すわ宮崎吾郎監督の元、「ロード・オブ・ザ・リング」みたくジブリでシリーズ化してくれるのか!?と思いきや、全然そんな気はないみたいですね。てかそもそも、原作者が許さなそうですし。
 昔、無名の監督に映画化オファーされたときに断っといて、売れっ子になったら逆に映画化してくれなんつってくる厚顔無恥なこの原作者、アレンジの仕方や、そもそも頼んだ人の息子が監督してること自体気に入らんでごちゃごちゃ言ってくるようじゃあ、自分で自分の格を下げちゃってますねえ。

●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆

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gedo_book.jpgゲド戦記 書籍

gedo_sound.jpgゲド戦記 サウンドCD

gedo_pazle.jpgゲド戦記 パズル

ゲド戦記 日本語公式サイトはこちら
監督・脚本:宮崎吾朗
原作:アーシュラ・K・ル=グウィン
プロデューサー:鈴木敏夫
主題歌・声の出演:手嶌 葵
声の出演:岡田准一 田中裕子 小林薫 夏川結衣 香川照之 内藤剛志 倍賞美津子 風吹ジュン 菅原文太
2006年/東宝/115分



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Tag : 宮崎吾朗 宮崎駿 鈴木敏夫 ジブリ 手嶌葵 岡田准一 菅原文太 アーシュラ・K・ル=グウィン ハウルの動く城 千と千尋の神隠し

SAW3

2006年11月18日公開
 毎度毎度、とびきり痛い拷問の数々、
 ラスト15分に展開される衝撃のサプライズ・・・
 まさにサスペンスホラー界のM・ナイト・シャマラン映画!・・・なんつったら、今や逆に失礼な例えになりますね(--;

 ソリッド・シチュエーション・ホラー・・・うまいキャッチコピーです。字面の響きがなんとなくカッコよさげだし、個々の単語が「SAW」シリーズの雰囲気にもバッチリ合ってる、ような気がしますもんね。
 よく考えると、さっぱり意味わかんないんですが・・・

 ストーリー
 前作で死んだものと思ってた本家ジグソウ(トビン・ベル)が実はまだかろうじて生きており、弟子アマンダとまたもや「死のゲーム」を・・・しかも今度のゲームには、ジグソウ自身の命も含まれている!はたして彼の真の目的は?「死のゲーム」の本当のプレイヤーは誰なのか!?

 前2作同様、今回の大オチもシリーズ最高の一発!シリーズとしての連続性を損なわず、ジグソウの首尾一貫した哲学、その他キャラクターを骨の髄まで掘り下げる、納得の結末。
 特に、既に終わったはずの前2作の世界をさらに、ほんのちょっとだけ広げて、再度観てみたくさせるというプロットは、物語としても秀逸な上に商売上手という、技有り合わせ技一本!な出来。

 また、拷問シーンの痛さ表現が、あまりインフレ状態にはなってないのも良いですね。毎回毎回趣向を凝らし、いろんな攻め方でくるのがジグソウらしさでもあり、本作シリーズの哲学でもあるのでしょう。

 それにしても、ジグソウって、いったいどうやって、犠牲者となる一般ピーポーの個人情報をここまで詳細に調べ上げてるんでしょうかね・・・しかも今回のオチからすると、ジグソウが自分で調べて準備したとしか思えないんですが、死にかけのくせにどうやって?とか思ったりして・・・
 まあ、ジグソウに限らず、映画に出てくるこの手の猟奇殺人犯ってみんなそうですけどね。何でそんなことまで知ってんねん!?みたいなのよくあります。

 ジグソウ役で一躍顔を売ったトビン・ベル、聞くところによると既に、SAW4、5まで契約してるとか・・・まじっすか~
 そりゃ引き続きもっと観たいのは山々なんですけど、死にかけのくせにどこまで長生きすんねん!そもそも病気で余命いくばくも無いから死のゲーム始めたんじゃなかったっけアナタ!?
ひょっとして、SAW5あたりではアイツみたくついにサイボーグ化したりして・・・

●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆

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saw3_book.jpgソウ3―SAW3 (文庫)

ソウ3 SAW3 日本語公式サイトはこちら
監督:ダーレン・リン・バウズマン
原案・総指揮:ジェームズ・ワン
原案・総指揮・脚本:リー・ワネル
出演:トビン・ベル アンガス・マクファデン ダイナ・メイヤー バハール・スーメキ ショウニー・スミス
2006年/米/アスミック・エース/108分/R-15



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Tag : ソリッド・シチュエーション・ホラー サプライズ 拷問 ジグソウ アマンダ 死のゲーム トビン・ベル ダーレン・リン・バウズマン ジェームズ・ワン リー・ワネル

プラダを着た悪魔

2006年11月18日公開
 なかなかショッキングなインパクトのあるタイトル、さすがにホラー映画と勘違いはしないまでも、ブランド志向のファッション業界を舞台にしたドロドロの恋愛ドラマか、サスペンスか!?ってイメージがありましたけども、フタあけてみればわりとオーソドックスな、キャリアウーマン物語。

 ストーリー
 作家を志す主人公アンディ(アン・ハサウェイ)が、そのきっかけのつもりで就職したのは、「プラダを着た悪魔」と呼ばれ畏れ敬われる超敏腕売れっ子編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のパーソナルアシスタント。人を人とも思わない人使いの荒さで、これまで何人ものアシスタントをツブしてきたというミランダに、最初は不器用ながらも必死にくらいつき、不可能と思える理不尽な要求にも何とか応えていくことにより少しずつ信頼を勝ち取る。しかしそうして仕事中心の生活に自分自身も取り込まれていくにつれ、逆に失っていくものも・・・

 お話的には、別に物語の舞台がファッション詩の編集部でなくても十分成り立ちそうですけども、やはり主人公アン・ハサウェイが最初はダサダサのイモ娘だったのが、編集部の上司ナイジェルの力を借りてブランドモノに身を固め華麗に変身する!というくだりがやっぱりポイントなのでしょうね。
 ”私も彼女みたいに、外見を着飾って変身できれば周りにも認められ、仕事もうまくいってハッピーになれるかも!?”みたいな願望を、半ばシンデレラストーリー的な本作のシナリオに重ね合わせて観たりして。

 あの変身は、素材がアン・ハサウェイだから可能!ってことにはなかなか思いが及ばないもので・・・
 だいたい、序盤の彼女は「ファッションに興味ゼロのダサい女」っていう設定のはずですが、全然そう見えないんですもん。何着てもどんな格好してても可愛いというかさまになるというか・・・
 そこはたぶん、作り手としても難しいとこだったんじゃないでしょうか。
 絵的にはっきりダサいと分かるほどの酷い格好をさせたいのは山々だけども、いくらなんでも彼女も普通の女性なんだから、ありえないダサファッションはさせられない、かといって
ピーコレベルのファッションチェッカーならダサいと分かる」程度のファッションだと、アン・ハサウェイはそつなく着こなしてそれなりに美しく見えてしまうという・・・

 逆に言えばそれくらいキュートなアン・ハサウェイの魅力がたっぷり炸裂している作品、彼女の存在感だけでも一見の価値アリ。

 やり手の編集長ミランダ役メリル・ストリープの剛腕キャリアウーマンぶり、そして中盤以降に見せる意外な素顔を控えめな演技でしっとりと見せるあたりはさすがベテラン名優の面目躍如。

 イヤミさを感じさせない、どこにでもいそうな好青年っていう感じのアンの彼氏役、
 冷たいようでいてさりげなくアンを助ける上司役、
 意地悪なようで意外と面倒見がよかったりするアンの先輩アシスタント役、
 いかにもプレイボーイなイケメン編集者役など、脇役達のキャスティングのさりげなさもまた絶妙。
 オーソドックスなエンディングにも嫌みが無く、安心して観れてさわやかな気分になれる作品。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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puradawokitaakuma_book.jpgプラダを着た悪魔 書籍版

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監督:デビッド・フランケル
原作:ローレン・ワイズバーガー
衣装:パトリシア・フィールド
出演:メリル・ストリープ アン・ハサウェイ エミリー・ブラント
2006年/米/FOX/110分



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