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バベル

2007年4月28日公開
 中東の村、アメリカ国内とその周辺、そして何故か日本・・・
 登場人物が様々な国に散らばっている群像劇。
 群像劇ってだけでも、登場人物たちの人間関係や背景設定などが複雑でややこしく、把握するのが大変だというのに、何の脈絡も無く国まで異なるので、序盤はかなり面食らいます。
 アメリカと中東やメキシコくらいならまだしも、いきなり日本にいきますからね。
 こんだけ国交も盛んで、文化的にも入り乱れるくらい交流盛んなように思えるアメリカと日本も、こういう形で同一のスクリーンに並べられるとまるで異次元空間に突入したような強烈な違和感を感じます。近いようで、やっぱり距離的にも文化的にも国民性も、あまりにも遠く異なる国だってことを再認識。

 アメリカと、中東諸国との切り替わりにはさほど違和感を感じないのは、どっちも日本から見れば”外国”だからか、洋画ではさして珍しい並びではないからでしょうか。どっちかといえば後者のような気がします。

 群像劇と一言で言ってもいろんな手法があるのでしょうが、本作のややこしいところはもう一つ、時間軸が必ずしも同時並列進行でないこと。
 大きく分けて4カ所で起こるエピソードを並列的に描いていきますが、時間軸がそれぞれ異なってるんですね。んで、それに関する説明もないもんだから、最初は誰と誰がどういう関係でどうつながってるのかさっぱりわからず、かなり戸惑います。

 まあ中盤以降はだいたい分かりますし、分かって見ればさほどややこしい話でもないのですが、その分今度は逆に「だからどうしたの?」という率直な疑問が・・・

 ブラピとその子供のエピソードなど、映画の頭とラストでつながるという引っ張りぶりですが、だから何?という感じ。
 むしろ、親子そろってあまりにも不運すぎるだろ~!って逆に違和感を感じます。

 もひとつ、イマイチ意味分からないのが、日本でのエピソード。
 役所広司と並んで日本人代表として出演する新人女優、菊地凛子の体当たり演技が話題を集めていますが、聾唖という設定で手話での会話シーンがほとんどという難易度の高さにもかかわらず、かなりの熱演。
 しかし、特に序盤、友達の女の子たちと並ぶと見分けがつかないほど、ビジュアル的には今一つ。和製シャロン・ストーンばりのシーンにもさほど感じさせられるものがなかったのが残念。まあ、設定や物語上、わざとエロチシズムを抑えてるのかもしれませんが・・・。
 演技派女優として伸びて行くのか、Vシネマの女王のように脱ぎっぷりの良さで勝負するのか、いろんな意味で今後が楽しみです。

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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監督・原案・製作:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 アドリアナ・バラッザ 菊地凛子
2006年/メキシコ/ギャガ/143分/PG-12



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Tag : 群像劇 日本 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 アドリアナ・バラッザ 菊地凛子

ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

2007年5月26日公開
 カザフスタンからやってきた男ボラットが、アメリカ横断の旅の道中で繰り広げるカルチャーギャップで大いに笑わせると評判の話題作。
 全米でもえらいヒットしたそうで、こりゃどんな笑いをみせてくれるのかと期待してたんですが・・・
 確かに笑えるんですけど、下ネタです基本的に。それもカルチャーギャップとかあんまり関係ない、ホモネタを筆頭にストレートでお下品なギャグのオンパレード。
 まあ確かにカルチャーギャップを揶揄するようなギャグシーンもありますが、そっちは残念ながら、我々日本人には全然ピンとこないものばかり。そりゃ当たり前なんですけどね。

 何故か最近、あっちのコメディ映画でパロディ的ギャグキャラクターとして登場することが多いデビット・ハッセルホフ主演のTVドラマ「ベイウォッチ」が、本作でもギャグアイテムの一つとして(!?)登場。
 ベイウォッチのヒロインに一目ぼれしたボラットが、彼女に会うための旅に出る、っていう感じの話なわけですが、何故ベイウォッチなのか!?そんだけ人気があるてことなんでしょうか。
 ハッセルホフはいつ登場してまた笑わせてくれるのかと期待してましたが、残念ながら出番は・・・まあでも、ワンポイントでしっかりギャグになってましたけど。

 志村けんのコントがNHK教育番組に思えるほど、超がつくお下品さ、国の政治的、歴史的背景を平気で揶揄するきわどさと、あんまり観てて楽しい作品でもありません。

●オススメ度●
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マリー・アントワネット

2007年1月20日公開
 わがまま勝手仕放題で民衆を弾圧するお上VS虐げられる民衆、という和洋を問わずどこの国でも一般的なこの構図、中でも革命により命を落とした女王マリー・アントワネットの逸話は、学校でも習いましたし、ワイドショー的エピソードの要素もあって日本人にも比較的なじみ深いのでは。

 しかし本作は、王制による圧政、弾圧、そして革命といった血なまぐさい要素は一切描かないで、マリー・アントワネット本人の生涯だけを描く、という切り口がなかなかレア。
 ・・・て日本人ならその程度の感想ですが、現地の人にとってはどうなんでしょ。昔のことだからまあこんなんもアリかな・・・みたいなノリなんでしょうか、
 「我々を搾取し弾圧した王室を美化している!けしからん!」とか言う人もいるんでしょうか・・・。

 絢爛豪華な王室の生活、昔のことで本人の感情抜きにしてとりおこなわれた結婚生活に苦悩しつつ、一方でその立場を利用して豪勢な生活を遠慮なく満喫するマリーの生涯を、ナレーションを廃してとことんビジュアルに見せる構成。
 最初は、あまりに説明も無く淡々と進む展開に「大丈夫かいな!?」と不安になりましたが、中盤以降に進むにつれ、その分かりやすさとテンポの良さにすっかり没頭。
 2時間という枠内でマリーの王室での生活を描くという都合ももちろんあって、劇中時間の飛ばし方がすごい。ベッドインしたと思ったら出産してたり、と思ったらその子と散歩してたり、と思ったら亡くなってたり・・・
 でもその飛ばし方の演出が絶妙。時間的に飛ぶシーンの前後にいろんな映像的工夫を凝らして、つながりが直観的に分かりやすくしてあるため、全然混乱することはありません。

 登場人物も、台詞も極力押さえ、ひたすらビジュアル的に分かりやすく、そして「王室の中からみた世界」を描くことに徹した潔さとセンスが光る。
 観ているとすっかりマリー達に感情移入してしまい、
「平和に暮らしてただけなのに、なんで突然民衆が攻めてくるの!?」っていう心境になってしまいます。実際、当時の彼女らの心境は本当にそうだったのでしょう。もちろんそれが良いわけ無いですけども、無策の失策ってやつで。

 主演キルスティン・ダンスト独壇場の映画と言って良いほど、ほぼ全編彼女オンリー。何回かセミヌードのシーンが出てくるんですけど、巧みに肝心なとこ見せない!さすが!
 シナリオの都合上、マリーは劇中ものすごい早さで年とっていくわけですが、その老けぶりをあっさりしたメイクだけで巧みに演じ分けているところも見所の一つ。

●オススメ度●
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監督・製作・脚本:ソフィア・コッポラ
原作:アントニア・フレイザー
総指揮:フランシス・フォード・コッポラほか
出演:キルスティン・ダンスト ジェーソン・シュワルツマン ジェイミー・ドーナン
2006年/米.仏.日/東宝東和=東北新社/123分



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ハンニバル・ライジング

2007年4月21日公開
 「羊たちの沈黙」で強烈なインパクトでデビューしたハンニバル・レクター博士も、なんだかジェイソンかフレディかみたいな、立派なホラーアイコンに成り上がっちゃいました。

 人肉食いで殺人鬼というおぞましいキャラクターが、いかにして誕生したのか?そのルーツを解き明かすというシナリオがキモの本作はしかし、いささか説得力に欠けるとともに、イマイチひねりがない。

 彼には明確な理由がありすぎるんですよね、人肉を食ったのにも連続殺人をするのにも。なので、本作でさんざん食いまくり殺しまくりなのは分かるとしても、その後そのままあのレクターになったというのがイマイチ説得力が無いというか。
 もともとのきっかけは幼少期の悲惨な体験と復讐だったのが、いつしか彼が秘めていた殺人鬼の才能が目覚めていったってとこなんでしょうけども、そんななりゆきで、あの冷酷で計算高く、人を試すのが大好きな殺人鬼になるもんか!?まあなったんだからしゃあないんですけど。

 何故か、日本人の叔母さんが登場し、日本の武芸を習っていたなんてエピソードもさくれつ。そしてその日本人役を演じるのが、「SAYURI」「マイアミ・バイス」に続いてまたまたコン・リー。別に彼女が悪いわけやないですが、誰かなんとかしませんかね・・・アジア人なんて誰でも同じだろ的な感覚で、日本人じゃない人が堂々と日本人役をやってる現状がなんか釈然としないんですが。やっぱ言葉の壁も大きいんでしょうかねえ。

 年とってからのレクター博士も年齢の割に異常な元気っぷりでしたが、若いころはそんなもんじゃなく、日本刀をぶんぶん振り回し(殺陣とはいかないまでも)恐るべき熟練の武術体術を駆使して人を殺めるところも見所のひとつ。

 叔母さんとのラブシーンなんかもあったりして、そういえばこれまでの3作にはなかったレクターの側面がいろいろ描かれてはいます。
 でもまあ総合的に観ると、さほどひねりもない大方予想通りのベタな展開、サスペンスとしてはかなり物足りなく、レクターの生い立ちを、あのマスクマンほど我々知りたいかっつ~とさほどでもない、イマイチ突き抜けない作品。

●オススメ度●
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hannibal_rising_book.jpgハンニバル・ライジング 書籍 上・下巻

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監督:ピーター・ウェーバー
原作・脚本:トマス・ハリス
製作:ディノ・デ・ラウレンティスほか
出演:ギャスパー・ウリエル コン・リー リス・エバンズ ケビン・マクキッド
2007年/英.チェコ.仏.伊/東宝東和/121分



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