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破裂

★本日の金言豆★
生きたまま焼かれた人間は、ファイティングポーズをとる

2004年11月発売
 病院や医者ってほんとにピンキリです。しかも、いかにも横柄で患者の話を聞きもしないって感じじゃなく、一見親切そうで話もよく聞いてくれるんだけれども藪医者!っていう医者もほんとにいます。 見た感じでわからないとよけいタチ悪いですね。
 本書は小説の形態ではありますが、ドキュメンタリーのようなテイストで、実際の医療過誤の実例や、医療過誤裁判の一部始終を描いています。

 小説としては、人物の人間関係描写も浅薄、シナリオに大した捻りも無く、結末もご都合主義で何のカタルシスも得られず、少々お粗末。
 しかし本書の本質はそこではなく、我々日本人全員が直面している「高齢化社会」問題と、ある解決手段の提起にあります。
 筆者自身はどうやらそれを肯定的に提起する為に本書をしたためたようですが、私は、少々極論すぎるのと、考察も不十分な気がして、嫌悪感を覚えました。

 本書のPRが、医療過誤をセンセーショナルに扱っていることにフォーカスし、高齢化社会問題を扱っていることが伏せられているのも、出版社側がその内容への反発を恐れてのことでしょうね。それくらい大胆で危険ともいえる思想と手段を本書は提起しています。

 高齢層増加による公費負担増の若年層へのしわ寄せや、若者のワガママが通りにくい社会システム等をことさらあげつらって、ステレオタイプに「高齢化社会」=悪、「世代の若返り」=善とする風潮が蔓延している気がしますが、先人に学び敬意を払わない世の中に未来はないでしょう。
 とはいえ、医療過誤裁判の現実など、ドキュメンタリーとして読み応えのある部分も多く、筆者の熱い問題意識はひしひしと伝わる書です。

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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破裂
著者:久坂部羊
出版社:幻冬舎

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