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自省録 歴史法廷の被告として

★本日の金言豆★
政治家の街頭握手戦術はケネディ大統領譲り

2004年6月26日発売
 著者が日本の内閣総理大臣を勤めたのは、はや四半世紀近く前の話なんですね。最近の若い方にとっては、「誰?」という感じかも!?
 政治家というのは大なり小なり、功罪あわせもって何かしらその足跡を日本の歴史に残すわけですが、著者は歴代首相の中でも比較的いろんな意味で功績を残した方と言えるかもしれませんね。
 そんな著者の政治家としてのものの考え方、生い立ちや立身伝を、回顧録風に著者自身がまとめた書。
 現代の日本が抱える問題や政治家評に始まり、さまざまな問題についての彼なりの論評・検証、歴代の国内・海外の政治家評、今後の日本のとるべき道筋といったものに関する独論が綴られています。

 さすがに戦後3番目の長期政権に就いた元総理だけあって、外交に関するものの考え方や、教育のあり方などには、なかなかの慧眼ぶりを発揮。
 外交とは相手の情報を調べつくし、知り尽くした上であらかじめ作戦を立てておくもの、
 学校での道徳教育には、過去の偉人達の伝記を用い、より具体的な処世事例を教えることによって、人としての”志”を身につけさせるべし、
 等など、すぐにでも現代に応用したいような具体例、政治家ならずとも社会を生き抜く上での普遍的な知恵とも言える例が列挙されています。

 しかしながら、中には少々頷きかねる内容がちょこちょこ含まれているのも事実。
 対中国問題の考え方などはその典型。
 中国の感情を損ねることがアジア全体の不利益につながる、政治家は国家の利益を最優先に考慮すべき、だから中国を刺激するな。
 そう、実はこの方、日本の対アジア自虐史観の教祖みたいな人なんですね。
 極めつきは靖国問題。そもそもこの方が首相を務める以前には、日中間に靖国”問題”など存在せず、首相も普通に参拝してました。それをおかしな理屈をつけて参拝をやめ、わざわざ”問題”にしたてあげた張本人がこの方。

 まあ、前述したとおり政治家というのは善行だけを行う聖人ではありえませんから・・・この方も、負の面に勝るとも劣らない功績を残された偉大な政治家の一人であることは間違いありません。
 自身が本書冒頭に記すとおり、政治家とは達成した結果のみが”著作”であり、それは歴史という”法廷”において裁かれ評価される存在。果たして彼に対して歴史が下す判決はいかなるものか?皆さんはどう思われるでしょうか・・・。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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自省録 歴史法廷の被告として
中曽根康弘
新潮社

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