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サマリア

★本日の金言豆★
援助交際は韓国でもあるが、日本ほど報道されることがなく、問題視されていない。(監督談)

2005年9月23日発売
 「出会い系サイト規制法」「淫行条例」「児童売買春・児童ポルノ禁止法」「売春防止法」「児童福祉法」「ブルセラ禁止条例」「青少年育成条例」・・・いわゆる青少年の売春行為を規制する法律だけで日本にはこんなにいろいろあるんですね~。それぞれ微妙にその適用範囲や罰則などが違うわけですが、そんだけいろんなケースがあとからあとから出てきて、もぐら叩きのようにいろんな法律を作ってったんでしょうね。

 本作は、独特のメッセージ性をもった視点とショッキングなストーリーで、世間のタブーを映像化する作風が定評のキム・ギドク監督が、女子高生の援助交際をテーマに描いた問題作。
 インドの説話に由来する「バスミルダ」、新約聖書に由来する「サマリア」、そして韓国でもっとも売れている大衆車の名前に由来する「ソナタ」という全3章からなる構成。

 監督曰くほんとにインドに伝わる話らしい、体を売りながら仏教への帰依を説いたという娼婦バスミルダの話、なんやねんその話・・・と思いつつ・・・( ̄□ ̄;)  まあ世界の神話に出てくる神様仏様ってのは、あっちゃこっちゃに異母兄弟生ませまくり(それも相手が人間だけじゃなかったり)の性豪もいれば、なんじ姦淫するなかれ~って説いてまわる禁欲主義者もいるわけで、性に関する考え方はかくも多様ってことでしょうか。

 自らをバスミルダに例えて笑顔で体を売りまくるチェヨン、その親友にして、チェヨンの売春相手に嫉妬心すら覚え、彼女の突然の死の後、自ら贖罪としてその行為に及ぶヨジン、そしてヨジンの父にして、ヨジンの行為を偶然知ってからはボディーガード兼ストーカーと化し、自らの深い愛ゆえに運命を狂わせるヨンギ。物語の中心人物3人を、3章それぞれで描いていく構成。
 サブタイトルの由来と見事にマッチしたシナリオが秀逸の「バスミルダ」「サマリア」、そして大衆車の名前にして交響曲の三部形式という意味もある最終章「ソナタ」で綺麗に統合され、そこはかとない悲哀に満ちて迎える切なすぎるラスト。

 援助交際についての問題提起というメッセージ性は一応あるものの、それは非常に大まかなもので、
 買う方が悪いのか売る方が悪いのか?
 そもそも売春という行為そのものがいいのか悪いのか?
 売る方が若いのが悪いのか?
 といった個別な問題について特に監督自身の押し付けがましさはなく、それぞれの立場の人物達の一面を淡々と描いています。観る人それぞれに考え判断してほしいということなのでしょうね。

 しかし父親ヨンギに関してだけは、娘の行為を知って苦悩と怒りに苛まれる父親がとるであろう行動の一つの可能性を、かなり徹底して描いています。買う方にしてみれば、向こうから売ってきたから買っちゃっただけという言い分があるでしょうが、父親にしてみれば買う方が100%悪い!こりゃもう当然の感情でしょう。世のお父様方はかなり共感されるのではないでしょうか。

 人物設定等がかなり特殊で、あまり普遍的とは言い難いので、社会問題提起的な作品というよりは、一つの悲しいラブストーリーとして楽しめる作品。だから、これを娘に見せて考えを改めさせよう!なんて効果は無いと思いますので念のため・・・。

 おじさん鑑賞人としては、大人のモラルや責任といったものを再考させられた、おススメの良作です。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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samaria_book.jpgサマリアの少女(ノベライズ)
2005年3月発売

サマリア
監督:キム・ギドク
出演:クァク・チミン、ソ・ミンジョン、イ・オル
2004年/韓国/ヴィスタ/1時間35分

金言豆メインサイト 映画の部屋へ

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COMMENTS

突然の書き込み失礼いたします。不適切でしたら本コメントは削除していただいて結構でございます。
映画配給会社GAGA宣伝部です。この度全米大ヒットの灼熱のヒーローアドベンチャー超大作
「サハラ -死の砂漠を脱出せよ」の6/11公開を記念して、
「“アドベンチャー・キング”を目撃せよ!」キャンペーンを実施することになりました。
下記URLにて「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のオンライン試写のIDか、
チケットが当たるバナーを配布しております。よろしければ、下記URLへアクセスしてみてください。
期日・内容等の詳細は下記URLにてご確認ください。

URL: http://www.sahara-movie.jp/cp/

おじさん

TBありがとう。
えー、僕もおじさんですが(笑)、娘がいないからわからないけど、「性」に関しては、
なんでもありで、親がどうのこうのいってもしょうがないと思っています。避妊ぐらいしろ
よな、という程度で。だけどまた、この父親の動揺と混乱は、よく理解できます。
結局、「家族」という枠組みが解体していく社会を想定すると、人工授精の問題にいきついて、「性」の問題は、カップル論から違う位相にかわっていくのではないかと思います。

kimion20002000 様

そうですねえ、もう自分で援交できるぐらい大きくなっちゃってから道徳をいくら説いても無駄でしょうねえ
本人もやりたくてやってるんじゃなく、家庭での愛情に飢えてることの裏返しだと思いたいとこです。

TBありがとうございました

扱っているテーマもさることながら、画面構成も印象的な作品でした。
特に、日本の四季を思わせるような風景の使い方、色遣いが目に残ります。
ちょっと北野監督と色の使い方が似ているなあ、と思いました。
年頃の女子の矯正には使えそうにないですが、
学校の道徳の題材に取り上げたりしたら、議論がつきなくて面白そうですね。

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