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決断の条件

1975年6月発売
 人間、置かれた立場や職業を問わず、大なり小なり身の回りの出来事について常に何らかの”決断”をして行動するもの。
 まあ普段の我々の日常レベルでいえば、
 「今日のお昼はそばにしようか焼肉にしようか・・・」
 「宝くじは駅前の売り場で買おうか、当たると評判の売り場まで遠征しようか・・・」
なんてなもんで、決断には違いないものの別にどっちでもええようなことですが、置かれる立場がよりハイレベルになればなるほど、言い換えれば自らの下す決断によって影響を被る他人が増えれば増えるほど、その決断にプレッシャーがかかり、迷いが生じてくるものです。

 ましてやこれが首都の知事だの一国の首相だのになれば、その決断にふりかかるプレッシャーたるや、我々一般人の想像を絶する、ものすごいものがあるんでしょうね。政敵や外敵には睨まれてるし、マスコミは好き勝手なこと書くし、我々も好き勝手なこと言うし・・・ま、それが仕事みたいなもんなんですけど・・・。
 ちなみにタイムリーなところで私見を述べますと、
 石原都知事は副知事の更迭をよくぞ決意されました!彼自身が辞める必要など全くありません!
 小泉首相は断固靖国参拝すべし!戦犯分祀などと意味不明の妄言を吐く輩は日本を去るべし!
 てな感じで。

 本書は、マキアヴェッリ、韓非子、孔子といった歴史上の著名な思想家達の記した名言・名文を引用し、それらを自らの決断へ応用する為の著者独自の解釈論を展開。
 また、日本の戦国武将の中でもなじみがあってわかりやすい織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康らについて、個々の成功と失敗、権力交代の図式等を分析し、そこから各々の決断にいたる思考や、行動の是非を論じます。

 引用されている思想家達の名言のチョイスや、戦国武将たちの分析は、著者はなかなか一家言あるところを見せつけており、ためになるし読み応えも十分なのですが・・・しかしそれらの解釈論になるといささか極論がすぎるきらいも。

 こういう自己啓発的な類の書が、いきおい現在の指導者層や大衆に対し毒を吐く内容になるのは当然なんですが、それを傾聴に値する説得力をもつものにするには、やはり筆者の常識というか、バランス感覚のようなものがよりシビアに問われると思うのですが、この著者には少々卑屈な偏りがあるように見受けられます。「美女はバカだから・・・」などと、とてもジョークとは思えない文脈で言い放ってしまうところなど、人格を疑われてもしょうがないですね。

 まあ全体的には、特に指導者的な立場にいる方にとっては啓発される内容に仕上がっておりますし、歴史家の名言や故事の列挙に目を通すだけでも一見の価値はある書です。

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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決断の条件
会田雄次
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