1. 無料アクセス解析

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バットマン・ビギンズ

 ”10分しか記憶が持たない男”が主人公という奇抜な設定と、時間を遡って記憶を辿る”逆回しシナリオ”という意表をついた構成が秀逸だった異色のサスペンス「メメント」の俊英、クリストファー・ノーランが、
 内容的・興行成績的に尻すぼみ気味だったとはいえそれなりの成績を残したこれまでの「バットマン」シリーズ全てに”ダメ出し”し、バットマン誕生の秘話をもう一度描きなおすという話題作。

 スタッフ、キャストともそうそうたる面々が勢ぞろいの旧シリーズ(といっていいのか・・・)を全否定し、生い立ちからやり直すというのですから、気鋭の監督入魂の作品ということもあり、何かすごく新しい切り口や、違ったアプローチがあるのかと期待するも・・・その期待値が高すぎたせいか?少々肩透かしな感じ。

 何故”バット”マンなのか、何故そうなろうとしたのか云々、タイトルの”ビギンズ”たる所以、バットマンのルーツに関する部分については、いずれもこれまでの作品以上に掘り下げられたというよりは、単なる”ノーラン流解釈”の域を出ない気がします。
 もっともその描き方がこれまでにないリアリティとダークな雰囲気で、より説得力あるものに仕上がっているのは事実ですが・・・。

 根本的に、やはり私達日本人にとっては、いかに60年近い歴史を持つとはいえ、”アメコミ”ってものには馴染みも思い入れもないんですよね。
 そのへんの文化の違いは、かの”インドの一発屋”M・ナイト・シャマラン監督「アンブレイカブル」でもヒシヒシと感じたものです。あんなもん、アメコミに馴染みのない我々日本人にとっては、犯人の動機もその意味もまったくピンと来ない、なんだかわからない2番煎じ作品という感じでした。

 要するに私達日本人は、ヒーローもの映画にはそれ相応の”娯楽性”を期待するわけで・・・。
 生々しいリアルさにばかりこだわって描かれるあまり、大して強そうにも見えないヒーローには魅力を感じれないし、ましてや共感できるわけがない。
 アメコミ文化の下地も無いから意味的なところを深読みして楽しむような観方もできないと。
 例えば”ドラえもん”を実写で作ったって世界の人は誰も見ないでしょって。あっそういえば最近、往年の大ヒット”リモコンロボットマンガの実写版”ってのもありましたね。あれもある意味かなりリアルに出来てましたけど、映画としての出来がどうか?世界に通じる作品かどうか?となると、かなり疑問では。

 それに、リアリティリアリティ言いますけど、そのくせ形状記憶布なんて都合の良い素材のマントで空を飛んでしまうバットマン、”リアル”っていうよりもただただデザインセンスを疑ってしまう無骨極まりないバット・モービル、鳥使いならぬ”コウモリ使い”と化すバットマンと、そのリアルさもなんだかちぐはぐな感じしますし。

 これまでのシリーズのように、”ジョーカー””ペンギン”っといったおかしな敵キャラが登場しないのも、どうなんでしょ。シナリオ的には深みを感じさせるとともにどんでん返し的な意外性もあって良いとは思うんですが、
 ほんとに”リアル”にこだわった世界観の中、一人コウモリの格好してるバットマンがなんだか滑稽で浮いた存在になってしまってる気がしなくもありません。

 ラスト・サムライに続くハリウッドメジャー出演で話題の渡辺謙も、確かにその存在感とインパクトは強烈で、出番はほんとに短いながらさすがの貫禄なんですが、終わってみるとなんだかバカにされてるような良く分からない役回り。これはもちろん渡辺謙のせいではなく、脚本が悪い

 「”自分もなれるかもしれない”等身大のヒーローに、観客は共感するんだ」とは監督の弁ですが・・・それ以前に、自分の会社の公開株を自分で買い占めちゃえるような大金持ちという設定の主人公に共感できる人はビルゲイツかホリエモンくらいじゃないですかね。

 マニアによる、マニアの為の、とってもマニアックな作品。アメコミ大好きな方にはおススメです。

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

話題のブログがいっぱい!
人気ブログランキング

バットマン・ビギンズ サウンドトラックCDバットマン・ビギンズ サウンドトラックCD

バットマン・ビギンズ
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベールマイケル・ケインリーアム・ニーソンモーガン・フリーマン渡辺謙
2005年/アメリカ/ワーナー/140分

ノーラン監督作品は大好きです

金言豆メインサイト 映画の部屋へ

スポンサーサイト

COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

バットマン ビギンズ

監督:クリストファー・ノーラン出演:クリスチャン・ベイル    マイケル・ケイン    リーアム・ニーソン    モーガン・フリーマン映画ファンの間では評判がすこぶるイイみたいだけどボクは全く馴染めなかった!前4作品のコミックステイストを全面

バットマン ビギンズ

最近、雨の周期が水曜日に来てる気がする。でも志半ばにして倒れたくないので、バットマン ビギンズを観に六本木へ出かけました。またまた少ないお客さんの7割が外人さん。どうしてかな?雨で観光いけず?9時スタートという異例の速さのためか?先週見た「サハラ」が娯楽

バットマン・ビギンズ

 今日はバイトが休みなので、昨日のバイト終わりで行ってきましたよ「バットマン・ビギンズ」。 今回でシリーズも5作目。なんだかハリウッドスターのかくし芸大会のような感じになりつつあった本シリーズに新風を吹き込むために雇われたのは「メメント」「インソムニア」

バットマン ビギンズ

面白いっ!面白すぎる!!予告編を観て「これは面白くなるぞ!」と期待していたけれど、まさかこれほどまでとは!余りに面白すぎて字幕版を観終わった後で日本語吹替版も間髪いれずに観てしまったぐらいでして。バットマン最高傑作どころか、過去のヒーローアクション映画の

『バットマン・ビギンズ』

昨年末あたりからだったでしょうか、劇場で予告が流れ始めたのは。蓬髪に髭面でいつの時代なのかわからない衣装を着たリーアム・ニーソンが、氷河を背景にして、とても覚えられそうにない顔した若造を相手に刀を振り回すカットを見て、てっきり『スターウォーズ3』の予告だ

「バットマン ビギンズ」を観る

バットマン ビギンズ 売り上げランキング : おすすめ平均 なぜ、“こうもり”なのか久々に映画観て泣きました!今までとは路線が違います。Amazonで詳しく見る by G-Tools 今までのバットマンと違って、やけにリアルで暗い~ いきなり大人向けになってるような気がする。 .

バットマン ビギンズ

昨日、会社終わってからレイトショーで観てきました~。「蝙蝠男 始」。前置き。ネタバレしてますので・・・ふ~ん、なかなかよかったねー。過去3作と違いちょっと重苦し~い感じがビギンズらしく。修行場のチベット(だったっけ?)の山奥。寒そ~。でもキ

『バットマン ビギンズ』

『バットマン ビギンズ』 観て来ました~(^▽^)/♪土曜に『SW エピソード3』 と共に観る予定が、友人の都合がつかないらしく、こっちを先に鑑賞…という訳です(-_-;)。  ※ 以下、ネタバレも含まれますので注意!! SF大作としては、なかなか○でした♪クリストファ

映画「バットマン ビギンズ」

映画「バットマン ビギンズ」開映18:00@錦糸町シネマ8楽天地「バットマン ビギンズ」BATMAN BEGINS 2005年 アメリカ配給:ワーナー監督:クリストファー・ノーラン 製作:ラリー・J・フランコ、チャールズ・ローヴェン、エマ・トーマス製作総指揮:ベンジャミ

バットマン・ビギンズ

ゴッサム・シティの大富豪の御曹司として、幸せな少年時代をおくっていたブルース・ウェインの人生は、目の前で両親が殺されて以来、一変した。悲劇の発端を招いてしまった罪悪感、抑えがたい犯人への復讐心、父から受け継いだ善行への使命。さまざまな葛藤を抱え、ブルース

バットマン ビギンズ

『バットマン ビギンズ』を観てきました。バットマンの映画シリーズは、「バットマン リターンズ」と「バットマン&ロビン~Mr.フリーズの逆襲!!~」の2本しか観たことがないぺぺですが、「それだけ観りゃ十分だろ」ってくらいどちらも、「おもしろいケドくだらない

「バットマン ビギンズ」

「バットマン ビギンズ」 東京厚生年金会館で鑑賞始めに、今までのバットマンシリーズとは一線を隔した作品でした。バットマン誕生秘話と言うことなのですがバットマンの誕生はとてもよくわかったけど、ストーリーはわかりにくくなかったかな?私はあまりよく理解できませ

映画『バットマン ビギンズ』

ネタバレはないはずです.バットマンシリーズで8年ぶりに公開された最新アクション大作.この作品ではバットマンとなった主演のブルース・ウェインの秘められた過去を描き,バットマンの誕生過程が明かされる.スターウォーズでいうエピソード1に当たるようなものかな.クリ

洋画三昧その1~バットマンビギンズに渡辺謙を期待してはいけない。

バットマン ビギンズ  アクション大好き!、爆発大好き!、アメコミ大好き!って人は観てもいいかもね。  僕は「もういいよ」って感じでしたが。  映画の出来云々というよりは、バットマンシリーズの舞台設定(ゴッサムシティーとか)や世界観が暗すぎて、僕の性に合わな

バットマン・ビギンズ

 娯楽映画というよりも、文芸映画。 私の感想を一言で言えばそうなる。 主人公ブルース・ウェインが、バットマンになるまでの過程を、しっかりとした人間描写で見せていく。その映像スタイル。音楽。編集。映画の前半部は、文芸映画の荘厳さと、重厚さを持っている。

『バットマン・ビギンズ』映画批評22

(ネタバレ注意) ティム・バートンのバットマンシリーズが傑作だっただけに、同じく前章を描きガックリきたエクソシストシリーズの二の舞になるのでないかと心配していましたが、非常に完成度の高い作品で安心しました。クリストファー・ノーラン監督はやはり只者ではあり

バットマン・ビギンズ 今年の219本目

バットマン・ビギンズおもしろかった!!ブルース・ウエインがバットマンになるお話し。実はあたし、バットマンって、あまり好きじゃなかったのです。だから、今までの映画も、一応見てはいるものの、よく覚えていません、、、でも、これはおもしろかった。今までのも、....

【外国映画】バットマン ビギンズ  クリスチャン・ベール主演

ブルース・ウェインの頭から片時も離れることがないのは、眼前で最愛の両親を射殺され

バットマン ビギンズ

バットマン ビギンズ 特別版クリスチャン・ベール クリストファー・ノーラン マイケル・ケイン ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-10-28売り上げランキング : 18Amazonで詳しく見る by G-Tools★ストーリー★ブルース・ウェインは少年時代に井戸でコウモリの大群と遭遇し...

バットマン ビギンズ

『バットマン ビギンズ』 2005年アメリカ(140分)監督:クリストファー・ノーラン 出演:クリスチャン・ベイル   マイケル・ケイン    リーアム・ニーソン   モーガン・フリーマン    ゲイリー・オールドマン★ストーリー★...

[洋画 は行] コスプレ男の代表格ですよ。

なんでヒーローは、コスプレ好きなんですかね。Read more...

バットマン ビギンズ

2005年製作のアメリカ映画。全米2週連続1位、興行成績$205,197,285のメガヒット。アメリカの人気コミックを元に実写映画化したヒーローシリーズの最新作。過去のトラウマに苦しむブルースは、その複雑な思いからゴッサムシティを後にする。数年後、街へ戻って来た彼が目に
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。