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この駅名に問題あり

★本日の金言豆★
新宿はその昔”内藤新宿”と呼ばれていたが、駅名がつけられる際何故か”新宿”に略され、以降地域名までそっちが広まった。

2005年4月発売
 この駅名何やねん!?何でこんな駅名つけたの?って思ったこと、1度か2度ありませんか?
 ”浦和”ってつく駅いくつあるねん!多すぎ!とか、恵比寿って、一企業の名前をつけるか駅名に!?とか・・・。

 本書はまさにそういう”駅名トンデモ事例”について、その周辺の地域史を紐解きながら突っ込みをいれていきます。
 上記の例ももちろん取り上げられていますし、他にも「大泉学園」って学園ないやん!鶯谷って鶯も谷もないやん!等など、金言豆満載の駅名不条理例と突っ込みのオンパレード。

 執拗なほどの地域史への愛着に基づいた著者の突っ込み方はしかし、”そこまで言わんでもいいのでは?”と逆に引いてしまうものも中には目に付きます。
 ちゃんと町名、番地名に基づいてつけられた駅名に対しても、そもそもその町名自体がおかしい!由来をたどるとここでこんなふうにゆがんで伝わっている!町名自体を改めるべし!という感じ。
 ま~気持ちはわかりますし、地域史を大事に思う気持ちはとっても大事だと共感はしますが、それにしても訴えるべきターゲットはもう少し絞り込まないと、結局誰の心にも届かない妄言に近いものになってしまってそうで少々心配になってしまいます。

 すごく共感できる事例もあるんですよね。”新宿”の名称なんか、慣れ親しんだ今となっては今更変えようがないかもしれませんが、軽々しく地名を略して公共性の高い駅名に使用し、それが地名のほうを駆逐してしまったというのは、全国あちこちに似たような事例がいっぱいありそうで、地域性や歴史を軽視しがちな昨今の風潮ともリンクする気がして空恐ろしくなってしまいます。

 それだけに、実際に駅名をつける人たち=鉄道関係者へのメッセージと、地域の歴史や地名を守るべき人たち=行政へのメッセージは分けて論じられるべき。似ているようで実際にはベクトルもタスクもまったく異なる作業であり業種ですからね・・・。

 まずはトンデモ駅名とその由来にターゲットを絞った第1章、続いて地域史の捏造、改変に遡る地名の変遷を紐解く第2章という感じに分けるか、または書そのものを分けてターゲットを明確化してもよかったかもしれません。

 あと、取り上げられている駅名が首都圏のみというのも片手落ちな気がして残念。もっとも、地方にはもっと面白くも恐ろしい事例が山ほどありそうだし、全国すべてを1冊で網羅するのは到底無理な話。ここはひとつ、地方別”駅名に問題あり”シリーズの刊行を望みたいところです。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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この駅名に問題あり
楠原佑介
草思社

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