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男の作法
関東のそばつゆは辛いから、ちょっとだけつけて食べる。薄いそばつゆだったらたっぷりつけて食べるべし。
1984年11月発売
男の生き方、っていうとちょっと硬いですが、例えば女の子の口説き方、買い物の仕方、他人との口の聞き方、喧嘩の仕方等など、日常生活において男が普通にこなさなきゃならない様々な細かいこと、普通こういうのは、先輩に教えてもらうんですよね。子どもの時は近所のガキ大将から、学校では部活の先輩から、社会では先輩や上司から。
社会に出てから上司にものを教わるっていうのは今でも普通でしょうけど、それは主に仕事に関することであって、日常の私生活に関わる部分まで教えてもらう機会って減ってきてるんですかね〜。例えば寿司屋や天ぷら屋ではどのようにふるまうべきか?チップや心づけってどうやればいいのか?そういうの、教えてもらうにはもちろんプライベートな付き合いも無ければいけないですし、教える方も知ってなきゃいけないですし。最近はそのどちらも減る傾向にある気がします。
子供同士の付き合いはもっと深刻かもしんないですね〜。一日中塾行って勉強するかテレビゲームするか、常に何かに追いまくられるような生活では、年齢の違う近所の子供同士で一緒に遊ぶ機会もおのずと減ってしまいがち。だからそもそも、そういう上下関係で学ぶもの、教えるものがあるっていう認識自体を持たないのでは。
こうなったらもう、「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」など、渋い男の生き様を描く巨匠劇作家・池波正太郎に手ほどきを受けましょう!ということで、著者の口述を編者がまとめ、随所に編者とのやりとりも交えてより深くテーマを掘り下げていくという、”男の生き様指南本”。
やっぱり世の中、こういう説教好き、語り好きのおじさんがもっとたくさんいないとダメですね〜。別に本人がそんな立派な人物である必要はないんです、でも他人を見る目っていうのは誰でも厳しく良く観てる、だからこそ目に付くことがある、そういうのはどんどん言ってもらったほうがいい。だって言われなきゃわかんないですからね本人。言われてもなお分からない人だって多いですし。
言われた瞬間は「うざっ!」と思うのは感情的に当たり前の反応であって、でもやっぱり言われたら気になるし気をつけるようになる、それでちょっとずつ日頃の行いが変化する、それが重なり合い、積もり積もって最終的に世の中が良い方向に向かい始めるんじゃないか・・・御大の言いたいことはそういうことなわけで、至極ごもっとも。
こういうのは氏の語りをビデオかなんかにして、学校教育で流すとか、それぐらいしてもいいかもしれませんね。
あと、タイトルからして男向けな本ですが、女性にとっても、男のあしらい方、公の場での立て方といったことが、決して押し付けがましくなく語られていますので、女性にもおススメできる一冊です。
●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆
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男の作法
池波正太郎
柳下要司郎:編
サンマーク出版
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