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アポロとソユーズ

★本日の金言豆★
宇宙ロケットも旅客飛行機も、離陸直後の20秒間に何か異常が起きても打つ手が無く、安全に着陸できる可能性はほとんどない。

2005年5月発売
 アポロの月着陸計画は捏造だ!って、昔っからよく言われてます。
 「カプリコン1」なんて映画も作られましたし(あれは火星探検ですけど)、やれ写真の影の付き方がおかしいだの、旗がはためくのがおかしいだの、写真が2度焼きされてるだのと、当時の映像や写真に対するさまざまなイチャモン、突っ込みを繰り広げて「アポロ=捏造説」を力説するTV番組も昔よく放映されてました。それが結構説得力あったもんで、”マジで捏造ちゃうか!?”と思ったもんです。
 まあ実際には、アポロで月に行った人たちが月面に置いてきた発信機の信号を地球で受信して計測してるそうで、疑いようの無い事実、とのことなんですけど・・・でもなんか、そういう疑いがあった方が逆に夢があるというか、いろいろ想像できて楽しい気もします。

 さて本書は、人類を月へ送り込むという人類史上初の試みと、当時の米ソ冷戦という世界情勢を背景に、大国同士の意地の張り合いという目的とが期せずして合致し、2国間の競争が素晴らしい技術の進歩を生み出し、時に尊い犠牲を払いつつ、その偉業を達成していく様子を、克明に描いたドキュメンタリー。

 本書が秀逸なのは、アメリカ、ソ連という2国について、それぞれの国の立場で当時の状況や相手国への意識等を、NASAのディヴィッド・スコット、ソ連のアレクセイ・レオーノフという二人のパイロットに焦点をあて、彼ら自身の手記という形で記述している点。

 2人とも、精鋭揃いの宇宙開発スタッフの中でも飛びぬけて優秀なパイロット達であり、実際に宇宙へ出て活躍した輝かしい経歴の持ち主。そんな彼らが、宇宙開発の技術面や、パイロット訓練の模様など肉体面について克明に語っており、その内容は詳細にして緻密。説得力があるのはもちろん、読み物としての文章構成も抜群で、非常に読みやすく分かりやすいです。

 敵対国同士の2人がそれぞれ宇宙パイロットとしての道を歩み始めるところから、実際の時間軸に沿って二人に起こった出来事を交互に記述していくという構成も面白い試みです。冷戦の最中、互いを明確に意識し競い合いながら、同じ目標を共有する者同士として奇妙な連帯感も持つようになり、やがて冷戦の終結とともに邂逅する二人。事実は小説よりなんとやらじゃないですが、まるで映画のようにドラマティックな彼らの人生を垣間見ることができます。

 あと、冒頭で推薦文を「アポロ13」主演のトム・ハンクスが書いているのも見所。デイヴィッド・スコットは実際にこの映画のアドバイザーとして加わり、細部にわたって監修をしたそうです。

 未だに、宇宙へ行って何になる?金がかかりすぎ!福祉に回すべき!という反対意見も根強いという宇宙開発。よく大金持ちの民間人が、金にモノをいわせて宇宙旅行に行った、なんてニュースが流れますが、これからはそういう方向で資金を集めて開発を進めるという方向性もあっていいのかもしれませんね。

●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆

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アポロとソユーズ
デイビッド・スコット、アレクセイ・レオーノフ
訳者:奥沢駿、鈴木律子
ソニー・マガジンズ

宇宙への夢は膨らみます

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