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日本の失敗と成功

★本日の金言豆★
1つの戦争が終わってから本当にその国の文化が爛熟するまでに百年、三世代かかる。関ヶ原の戦いから百年後の元禄時代の繁栄等が例。

2003年7月発売
 ともに1930年台生まれ(佐藤氏は1999年没)、戦前、戦中、戦後を見てきた二人の著者が、討論形式で日本の近代史160年間を総括し、起こった出来事それぞれについて長所、短所を分析。

 こういうコンセプトの場合、まず”太平洋戦争前の日本は良くて、後は悪い”という前提で話が進み、すべての結果が分かっている現在の視点で、裁判官か全知全能の神の視座から断罪する、というパターンが常ですが、本書はまずそれを真っ向から否定。
 歴史とはその時点その時点で切り取って評価すべきではなく、脈々と連続した流れにのっとったものであるということを念頭に、当時の出来事を客観的に分析していきます。

 とはいうものの、やはりどうしても結果論になりがちなのは致し方ないところ。そこはある程度割り引いて読んだとしても、比較的公平で説得力ある内容になっているように思います。

 最も興味深いのはやはり戦後の日本がとった政策の問題点の指摘。「教育改革」と「家族制の廃止」にもっとも問題があり、今の日本の公的秩序の乱れ等、全ての元凶になっている、とするのは極めて説得力があります。

 まあ、それも結果論でしょ!?といってしまえばそれまでなんですが・・・重要なのは、偉そうに過去を断罪することではなく、過去の失敗は失敗として学び、新たな道筋を見つけること。その具体的な案もある程度きちんと示されているのも本書の良いところ。

 対談形式ではあるんですが、あまり会話調にこだわらず、両氏の語りを個別に長文で掲載し、あくまで書物としての読みやすさを重視している編集も好印象。

 内容はかなり重厚で難解ですが、是非ご一読頂きたい良著です。

●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆

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日本の失敗と成功
岡崎久彦
佐藤誠三郎

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