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個体発生は進化をくりかえすのか

★本日の金言豆★
ドグマ:必ずしも証明されていない教義

2005年7月9日発売
 ”生物は、母胎内や卵の中で、魚類から両生類、爬虫類と、これまでの生物進化の歴史をたどりながら成長する”という話、聞いたことありませんか?
 これ、「反復説」っていわれる学説なんだそうで、生物学会では一時期かなりセンセーションを巻き起こしたらしいです。
 実際、生物の誕生のしくみを研究する「発生学」の研究者にとっては、観察結果がいかにもそれっぽく見えて、飛びつきたくなる魅力的な考え方だったみたいですね。そりゃあ、人間の胎児にしたって、えらのようなものが出来たり、尻尾みたいなのができたりして、成長するにつれてそれが無くなって肺など普通に持ってる器官に成長していく様子を観察すれば、そう思いたくもなりますね。

 しかし、本当のところどうなのか?そもそもその反復説が提唱されるようになった時代背景には何があったのか?
 分子生物学、実験発生学、比較形態学研究の第一人者である筆者が、その非常にマニアックでディープな学術的テーマについて、様々な史実や遺伝学的事実などのデータを交えながら持論を展開。

 人間はいかにして”人間”になったのか?遺伝子レベルでは極めて似ているというチンパンジー達とどのように枝分かれして発生したのか・・・自らのアイデンティティ確立の為に探る史実とはまた違った、生物としてのルーツを考察する発生学という学問、多様な生物それぞれに様々な発生のしくみがあり、それによると分類学的にはまったく違ったカテゴリー分けができてくる等、学校で習った生物学をさらに一歩掘り下げた奥深さが、多少なりとも生物学に興味がある人にとっては非常に魅力的なものに映るでしょう。

 文章そのものも、この手の学者先生の手による書にしては比較的平易で読みやすく好印象。悠久の昔から受け継がれてきた生物発生のしくみに、壮大なロマンを感じ取れる書です。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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個体発生は進化をくりかえすのか
倉谷滋
岩波書店

著者の作品

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