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大地動乱の時代

★本日の金言豆★
マジック・ナンバー70年:日本の過去400年の地震計測記録によると、関東・東海地域で起こる大型地震が約70年を1単位として周期的に発生していること。

1994年8月発売
 なんか歴史モノ小説みたいなタイトルですが、地震学者による極めて真面目な地震対策に関する論文です。
 導入部分は、江戸時代まで遡って、過去の日本を襲ったさまざまな大規模地震についての調査レポート。いくらわが国の歴史上のこととはいえ、何百年も昔に起こった地震のことをよくもまあここまで詳細に調査したものだと感心することしきり。著者のマメさもさることながら、ワープロもパソコンもなかった時代に後世のためにきっちり詳細な記録をとって残す人がいたってことが嬉しいですね。さすが日本人!

 中盤はいよいよ地震学者の本領発揮、地震の発生するメカニズムを詳細に解説。
「地球の表面にあるプレートが、その下のマントルの対流にのって少しずつ動いており、プレート同士がぶつかり合う部分に歪みエネルギーが蓄積され、ある瞬間それが一気に開放され地震がおこる」
 というのは比較的よく知られているメカニズムで、日本はまさにそのぶつかりあうプレート上にある極めて不安定な国土らしいんですが、より具体的に日本のまわりでどのような地殻の歪みが発生しているかとか、どの歪みがどの地域の地震に影響を及ぼすか、といったことにはまだまだ未解明な点も多く、諸説あるようです。
 著者ももちろん自説を展開していますが、まあ地震学によっぽど興味のある方以外はさらっと読み飛ばしてかまわないでしょう。地震の原因は何処か?なんて、どうでもいいっちゃあそれまでですしね。

 重要なのは、今後の日本を襲う地震をどのように予測し、いかに災害を最小限にくい止めるか。本書終盤で、過去の観測データから推測できる今後の大規模地震の発生時期や、いずれおこるであろうその時をどう迎えるかについて論じています。
 まあ発生時期の予測については、本書もそれをパキッと予言することを目的としてるわけじゃないので、あまり断言していません。
 いずれ大地震がくるのは確実で、周期的にいうともう来ててもおかしくないけど、まだ来ていないからってもう来ないとは限らない・・・って、細木数子ばりに当たり前のことしか言わない。そりゃそうでしょって(^^;
 住宅でも高層ビルでも、よく地震発生装置にのせてユッサユッサ揺らして大丈夫なとこをアピールしたり、関東大震災クラスの大地震にも耐えられる!っていう謳い文句を掲げたりしてますが、実際そんな地震は、戦後の日本、特に首都圏を襲ったことはないわけですから、はたして実際どうなるかわかったもんじゃありません。世界的に見てももともと地盤が緩いといわれる日本、果たして本当に大丈夫なのか?大地震は本当に来るのか?
 少なくとも、いつ来てもある程度大丈夫なように、身の回りの備えだけはしておく、ぐらいしかできないですけどね。あんまりそればっか怖がってても生活できないですし・・・。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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