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そして、ひと粒のひかり

★本日の金言豆★
100円≒2000コロンビアペソ(2005年10月)

2006年4月7日発売
 胃カメラって私飲んだことないんですけど、昔より機械もよくなって技術が進歩したおかげでだいぶ楽に飲み込めるようになったとはいえ、まだまだけっこうキツイらしいですね・・・そりゃ~いくら細いとはいえ、カメラの管を胃に達するまで飲まされるんですから非日常もいいとこ、慣れるわけもなく苦しくて当たり前。
 うんと若い頃、噛んだガムを吐き出さずに飲み込むということを何ヶ月か続けたことがありまして(何でそんなことしたのか我ながら未だに不明)ある日学校からの帰り道、駅を出たロータリーのところで突然吐き気をもよおして白昼堂々吐いたら、それまで飲み込んでいたガムが全部出てきたという恐怖体験があります。・・・引かないで下さいすいません・・・( ̄ロ ̄lll)

 小さなゴム袋に入れた麻薬を胃の中に飲み込んで密輸する運び屋がいるっていう話は、映画やドラマの中でなんとなく聞き知っていましたけど、それが「ミュール」と呼ばれているとか、女性がやっているっていうのは知りませんでした。
 政情不安で貧しい生活を強いられるゆえに、否応なくミュールとなっていく女性の生き様を描く本作、なんといっても見所は、これが映画初出演という新星カタリーナ・サンディノ・モレノの魅力。
 そんなに際立った華のある美人、という感じじゃなく、かといって十人並みというほど平凡でもなく、役柄的にですが終始きゅっとへの字に結んだ口元や濃い目のマユゲが芯の強さを感じさせる、すごく微妙な魅力のバランスをもった女優さん。くりっとした大きな目にもパワーが漲っています。

 彼女演じる主人公マリアや、その友人ブランカ、ルーシーらの日々の生活を通じて、コロンビアという国の内情、何故彼女達がミュールとなっていくのか、ミュールとはそもそもどういう手口で麻薬を運ぶのか等を事細かに描写。彼女らが飲み込む麻薬の粒のデカさにはビビります。手塚治虫の「ブラックジャック」で確か、普通の薬ぐらいの大きさの不溶性カプセルに麻薬を詰めて飲んで運ぶ話があって、それくらいならまあ我慢すれば何とかなるか!?と思ってましたが、マリアが先輩ミュールのルーシーに”巨峰”を丸呑みする練習を伝授されるシーンがあり、「そんなデカいの飲むの!?」と驚いてたら、実物はさらにそれを縦長にしたような形。しかもそれを多い人は100粒飲むってんですから、巨峰でもそんなに食えたもんじゃない!?命と大金かかってるだけにすさまじい大食いぶりですね。

 おまけに、アメリカについたらそれを口から吐き出すのかと思ってたら、下剤飲んで下から出すんですね・・・。しかもトイレではさせてもらえずバスルームで、出てきたものをニオイが取れるまで自分で洗わされ・・・
 物凄い大金がもらえるからとはいえ、女性にとっては肉体的にも精神的にもキツく、屈辱的で、しかも命の危険すらあるというリスキーな稼業。これがコロンビアという国の全てではないとはいえ、現実の一面を描いていると思うと背筋が凍ります。

 そんな仕事が内包する矛盾や、自分自身の行く道を彼女なりに思い悩み模索し、最終的に一つの重い決断を下す複雑な役柄マリアを演じきったカタリーナ、そんな少女と重い現実社会を忠実かつ商業映像的に描ききった、これが長編映画監督デビューというジョシュア・マーストン監督、アカデミー賞最優秀主演女優賞ノミネートという、コロンビア映画初の快挙を成し遂げたというのも納得の秀作。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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soshite_hitotubunohikari_book.jpgそして、ひと粒のひかり 英知文庫
2005年10月発売

そして、ひと粒のひかり
監督:ジョシュア・マーストン
出演:カタリーナ・サンディノ・モレノ、イェニー・パオラ・ベガ、パトリシア・ラエ、ギリード・ロペス
2004年/アメリカ・コロンビア/ムービーアイ/101分/PG-12

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テーマ : 映画 - ジャンル : 映画

COMMENTS

やっと観てきました!

映画の感想をTBさせて頂きました。
100分あまりとは思えない密度の濃さ、期待以上に良い映画でした。
“面白い”とは言いづらいけど、映画としてとてもいい出来だとも思います。この監督と女優さんはこれから楽しみですね。

bakabros

すっごい後を引くインパクトのある作品でした。
カタリーナはやっぱりあちこちの一般紙でも話題になってますねえ(^0^)

ブルブル

TBありがとう。
「巨峰」みたいでしたね。僕は、ひと粒も苦手ですね。
途中で死ねば、組織が運び込んで、腹を引き裂いて、中身を回収するんでしょうね。
ブルブル。

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