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血と骨

★本日の金言豆★
昔のかまぼこ製法は、関東と関西で全く違った

 道具から原料、魚の捌き方、製法までことごとく違ってたそうです。今はもちろん機械で大量生産が主流ですからそんな違いはないのでしょう。関東と関西で味にどんな違いがあったのか、ちょっと食べてみたい気がします。

 原作は、在日朝鮮人で”暴れるかまぼこ屋”金俊平の狂気暴力性欲に満ちた生涯を淡々と描いた長編小説。誰もが「映画化は不可能」とさじを投げたのもうなずける内容です。
 なにしろ長い!単行本は500Pにも及ぶページ数に、挿絵もなくビッチリ活字が埋まってます。それに”起承転結”的な展開や山場も存在しません。原作者の父親をモデルに、フィクションではありながらかなり実話をもとにして書かれたそうで、主人公である金俊平の生き様をただ淡々と綴っているだけ。
 にもかかわらず、第二次大戦前後の日本(特に在日朝鮮人を取り巻く社会)、逞しすぎるほどがむしゃらにただ”生きる”金俊平、彼一人にひたすら振り回される身内や隣人の生活などをリアルに描くその文体には、本の重さを忘れさせるほどの強烈で生々しい吸引力があります。
 崔洋一監督も映画化に6年かかったそうですから、その苦悩と苦労は並大抵ではなかったことでしょう。

 映画の物語進行は、金俊平の生涯を淡々と描くという点では基本的に原作と同じですが、冒頭とラストに、原作では描かれることのなかった俊平の若かりし頃とその末路をちょっとだけ挿入。”金俊平の一生”を描く物語だということを際立たせるとともに、不可解極まりない俊平のキャラクターに深みを持たせる効果を狙ったものと思われますが、やや蛇足かなという印象もうけます。

 映画ならではの絵的な描写は、リアリティを徹底的に追求し、かなりの力の入れよう。原作でもかなり露骨だった性描写、暴力描写をはじめ、豚の捌きや”ゲテモノ食い”金俊平のスペシャル腐敗料理等を、極めてストレートに映像化。
 もちろん、”巨匠タケチャンマン”ビートたけしをはじめ、鈴木京香(最優秀主演女優賞)、オダギリジョー(最優秀助演男優賞)ら実力派俳優陣の体当たり演技も見応え十分。”あしたま”濱田マリのお色気!?シーンも必見です。

 ちょっと不思議だったのは、むしろ原作より誇張してんじゃないの!?と思ってしまうほど全編強烈な性描写、暴力描写のオンパレードなのに、一方で何故か原作よりソフトな表現になってる部分もあること。
 終盤、金俊平がある人物を”殺す”シーンなどがその典型。やってることはほぼ同じなので、キャラクター表現的に何か違うアプローチを試みたようにも思えません。なんでしょうかね!?

 崔洋一監督の最優秀監督賞も含めて日本アカデミー賞3冠は伊達じゃない、入魂の一作です。

●オススメ度●
★★ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

血と骨血と骨 原作本

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血と骨
監督・共同脚本:崔洋一
原作:梁石日
出演:ビートたけし、鈴木京香、オダギリジョー
2004年/日本/2時間24分

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COMMENTS

濱田マリのお色気シーンは……凄いですよね。

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