SAW2
ジグソウ:電動ノコギリ
まず、前作DVDを観なおして復習してから本作を鑑賞されることを強くお勧めします。
ソリッド・シチュエーション・スリラーとしてのテイストを残しつつ、見事に前作の流れを引き継ぎながら、まったくの新作といっていい内容にちゃんとなっているのが見事。上手い続編のお手本とも言うべき爽快な出来のよさ。
映画の冒頭であっさり捕まる前作の真犯人ジグソウ。しかし彼のアジト内のモニターには、何処とも知れぬ密室に閉じ込められた8人の男女の姿が映し出される・・・
何故この8人なのか?彼らを待ち受ける運命は?ジグソウの目的は何なのか?
「彼らの死まで2時間」という、ほぼリアルタイムドラマに近いタイムリミット設定により、緊迫感はいっそう倍増。そして、冷徹に”生と死の選択ゲーム”を仕掛けて楽しむジグソウの手口は、その残酷さ、痛さにおいて前作をはるかに凌ぐすさまじさ。
とにかく痛い!痛い!観ているだけで生爪を剥がれるような、皮膚の内側に剣山を入れられるような錯覚に陥ってしまうほど視覚に激烈に訴える痛さ。
前作もそうでしたが、ゲームの仕掛けに使われる道具が私達の身近にあるものばかりで構成されているので、ありがた迷惑なことにシチュエーションを極めてリアルかつ容易に想像できてしまい、痛さ三倍増し。
特に中盤、おびただしい数の注射器で埋め尽くされた穴に女性が落とされるシーンなど、先端恐怖症の方などは卒倒しちゃうんじゃないでしょうか・・・全身に注射針や割れた破片が刺さりながら、なお素手で注射器の山をかきわけるシーンは痛すぎる!あ~思い出しただけで手がむずがゆくなってきます・・・
R-15っていいますけど、単純な暴力表現とはまた違う、この痛々しくもすさまじい拷問表現は、年齢とか全然関係ないんじゃないですかね・・・。いくつの人でも駄目なものは駄目って感じで。
冒頭に結末への伏線があったり、終盤息をもつかせぬチェイス・シーンがあったり、最後の最後にびっくり仰天のどんでん返しがあったりと、前作で確立された”SAWっぽさ”は本作でも健在。
まあ正直、前作の”えっ生きてたの!?”的などんでん返しに比べちゃうと、”意表つかれ度”的には見劣りはしますが、最後の最後まで気が抜けない展開、それに「SAW3」への期待も存分に持たせてくれるという意味では、また違った味があり、前作から周到かつ見事なまでに用意されたその結末には、素直に感嘆するほかありません。
とにかく痛い!でも最高に面白い!心して観るべしです。
●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆
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ソウ2―SAW2 角川ホラー文庫
2005年11月10日発売
SAW2
監督・脚本:ダーレン・リン・バウズマン
製作総指揮:リー・ワネル、ジェームズ・ワン
出演:ドニー・ウォルバーグ、ショウニー・スミス、トビン・ベル
2005年/アメリカ/アスミック・エース/100分/R-15
ダーレン・リン・バウズマン監督作品
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