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”隠居”のススメ

2003年9月発売
 自ら”引退”を宣言した芸能人といえば思い浮かべるのが、大橋巨泉。でもこの方、先の参議院選挙で民主党からうって出て見事当選し、はからずも「芸能人→本業が下降線→政治家へ」の黄金パターンにハマッてしまった格好で、引退の美学をもっともらしく語っていたわりには、その主義主張にはいささか一貫性が欠けていた様子。その後、なんだかんだと屁理屈をこねて自ら辞職してしまった顛末も周知のとおり。こういう晩節を汚すような醜態を演じるくらいなら、カッコつけて引退だなんだと吹聴しないでいただきたいところ。

 そこへいくと、上方の引退芸人の雄、上岡龍太郎氏は(今のところ)その意思を貫徹しているご様子。あの伝説の、笑福亭鶴瓶とのフリートークで一世を風靡した深夜テレビ番組「パペポTV」が記憶に新しい私としては、こうと決めたら周りの眼も意見も気にせず飄々と自分の意思を貫徹する上岡流の生き方は憧れてしまいます。

 本を出してるのは引退破りやないか!と突っ込むこともできなくないですが、基本的に本書は上岡氏の一人称で記述されてはいますが実のところ弟子による代筆。使われている写真は普段の生活を勝手に撮られたんです、自分で書いてないんやから仕事と違います、などなど上岡流の屁理屈でいくらでもかわされてしまいそう。

 隠居のススメと銘打って、悠々自適の隠居生活の楽しみ方、上岡流の隠居の仕方を論じてますが、まあ正直、それを真似できる人は今の世の中ほんの一握りでありましょう。
 贅沢は必要ないとか言いながら要りもしないモノを通販カタログだけみて買ってしまう浪費癖、
 元芸能人の伝手はいっさい使いません、自分でぴあに電話しますと、なりきり一般人ぶりを自慢しつつ、決して安くはない舞台、演劇、歌舞伎のチケットをとっては観劇にいそしむ毎日。そこまで金に糸目をつけず自分の好きなことをできたら、そりゃ~隠居は楽しいでしょうて。

 もちろん、そんな矛盾やいい加減さは、上方芸能界を代表する屁理屈芸人、上岡龍太郎の一番の得意技、本領発揮というところ。いちいちそれに突っ込むような野暮はいけません。それにこの人のこと、いつの日かひょっこり表舞台に返り咲いてきて、そしらぬ顔でもっともらしい屁理屈をこね出さないとも限らず、それもまた絶妙の上岡流。
 パペポ全盛期を彷彿とさせる屁理屈と漢字熟語をフル動員した上岡流語録の数々、やはり上岡氏はこうでなくては。たとえ関東で受け入れ難くとも、上方出身者には根強くハマッてしまう、稀有な芸人の隠居顛末記。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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”隠居”のススメ
上岡龍太郎、弟子吉治郎
青春出版社

結構いろいろ出してる上岡龍太郎

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隠居について

隠居隠居(いんきょ)とは、戸主が家督を他人に譲って、隠退すること。または家督に限らず、それまであった立場などを他人に譲って、自らは悠々自適の生活を送ることなどを指す。もしくは、第一線から退くことなど。隠退(いんたい)とも。日本の民法上の制度としての隠居は
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