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交通渋滞徹底解剖
サグ:高速道路で、下り勾配から上り勾配へ変化する道路区間。見た目でサグとわかりにくい場所では、上り勾配による速度低下にドライバーが気づきにくいため、自然渋滞が発生しやすくなる。
2005年9月発売
ETCの普及率が5割に達したそうで。
前も書きましたが、私的に「有料なのが許せないサービス」ワースト3に入るのが高速道路の料金。建築費を償却し終わったあとはとっとと無料にすりゃあ、料金所渋滞なんて概念そのものが無くなるでしょうに、それどころか「効率よく金を取るシステム」の普及を促進させるとは・・・それにまた、まんまと乗せられて買ってしまう人が大多数ってのもどうかと思いますが。
百歩譲って、せめて欧米のように車載機は無料レンタルとかにすべきでしょうって。カードの方は最近無料で作れるようになってきましたし。
行楽シーズンには必ずつきものの高速道路の料金所渋滞や、どこが先頭だったのかわからない自然渋滞、街中で頻発する信号機渋滞など、交通渋滞にまつわる「何故!?」をその原因から徹底的に分析、解決への糸口を提案する書。
渋滞とは、交通容量(その道路が一定時間内に自動車を通すことが出来る量)を、交通需要(その道路を通ろうとする自動車の量)が上回ってしまうことにより発生する。いわれてみれば当たり前のこの原則に基づくと、その解決策もおのずと見えてくるのが、暗闇に差す一条の光のように明快で実に気持ちがいいです。
「車の数が多すぎる」ってことは無い、なぜなら渋滞は必ずいずれ解消しているから、という考え方、これは目からウロコでしたね私的には。そうなんです、日本の道路全体の交通容量を上回ってしまうほど交通需要、つまり車の数が多すぎるようなら、日本の道路は24時間いつでも渋滞していて永遠に解消されないはずなんですね。
どんな渋滞でも、真夜中すぎるころには大概解消していることからも、問題は交通需要の多さではなく、あくまで一時的かつ局所的に需要が容量を上回ってしまうことにある。であれば解決策は絞れてきます。
「道路の予約制」なんて、すごい逆転の発想だと思いませんか?
飛行機や新幹線と同じで、道路も予約制にしちゃえばいい。
渋滞とはつまり、行きたい場所へ並んでるようなもので、何故それを”その場で”待つ必要があるのか!?電車でも飛行機でも、待ち時間ってのはありますけども、別にず〜っとホームで待ってる必要はなくて、待合所なり喫茶店なりで時間つぶします。車だって同じ考え方ができないはずはないと。
まあ、高速道路にしか適用できない策ではありますけど、特に行楽シーズンなどでは、非常に有効な手段じゃないでしょうか。何十キロもの渋滞は運転者の精神衛生上も悪いですし、何よりアイドリング状態の車の長蛇の列ですから環境にも劣悪。
それに、渋滞中は交通容量も通常の80%くらいに下がってしまうらしいんですね。つまり、混めば混むほどその場所を通過できる車の数が減り、それが余計に渋滞を誘発するという悪循環に陥るわけです。
他にも、「街中の路上駐車は路肩でなく道の中央に」「交通需要を利用者参加でコントロール」など、あっと驚く着想の道路使用法や、運転そのものに関する考え方の提案が目白押し。これは文句無く面白い!
もはや我々の生活に必要不可欠な存在の自動車をいかに使いこなすか?これからはそれは個人ではなく、人類全体で考え取り組むべきテーマになっていくといえそうです。
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交通渋滞徹底解剖
大口敬
社団法人交通工学研究所
渋滞を考えよう
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