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書 筆蝕の宇宙を読み解く

★本日の金言豆★
刻蝕:彫って蝕むこと、すなわち鑿で石に刻みつけること、その刻りぶりのこと。

2005年9月発売
 本書は、2001年9月から2002年8月まで月一回、全12回にわたって、京都精華大学文学文明研究所で開講された連続講座「書の宇宙」の講義録をベースに、大幅に加筆した上で単行本されたもの。
 いや~大学って、ほんとにいろんなバラエティにとんだ講義が催されてるものですね。まあその大学のポリシーにもよるのでしょうが。

 なにしろその内容たるや、ほんとに「書」、今風に分かり易くいえば要するに「フォント」、パソコンのワープロソフトで文章を書くときなどに、字体フォントを選択しますよね「MS明朝体」とか「ゴシック体」とかいうの。あれの成り立ちの歴史や、文化的背景について、全12章、約300ページにわたって延々と解説。
 字体の成り立ちについてだけで、これほど奥深く多岐に渡る歴史的、文化的背景があることには確かに驚かされてしまいます。

 人間が目で見て”美しい”と思える書体の形状や線の書き方、筆で字を書くときの筆の角度、まだ人間が紙に筆で字を書くのではなく石に字を彫っていた時代における書体のなりたちなど、非常にピンポイントな分野のディープな話がこれでもかと畳み掛けるように列挙。さ~これに果たして興味をもてるかどうか!?コアな内容だけに評価は真っ二つに分かれそうです。

 我々も学校で普通に習った象形文字は、動物などの形をかたどってはあるものの一応今の字と同じく点や線で書かれている文字なわけですが、さすが世界は広い!点や線ではなく、絵そのもので描かれている字が存在したり、
 セーターか何かの衣料繊維の顕微鏡写真のようにしか見えない不規則な線の羅列が、れっきとした書の大家による書の作品だったりと、なかなか雑学的な興味を掻きたてられるエピソードが満載。たまにはこういう変り種を一読してみるのも悪くないかもしれません。

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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書 筆蝕の宇宙を読み解く
石川九楊
中央公論新社

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