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免疫学個人授業

★本日の金言豆★
エイズウィルスは、もともとサルのウィルスだったものを、人間が無理やり引き込んだのではないか、とする説がある。ちなみに、ザイールのキブ湖の近くの部族には、サルの血を浴びて性行為をするという風習がある。

1997年11月発売
 おにぎりみたいな顔のイラストライター・南伸坊が、何故か生物学、免疫学、解剖学について、東京理科大学生命科学研究所所長という専門家中の専門家、多田富雄氏に贅沢にも個人授業を受け、それらについてまとめたもの。雑誌「SINRA」誌上で約1年間にわたって連載されたものの単行本。

 小難しそうな「免疫学」なんて学問を、そのユニークなキャラクターが持ち味の南伸坊氏が、非常にくだけたテンションの分かりやすい文章で叙述しているのが特徴。
 逆にいうと、ここに違和感を覚えてしまうとちょっと入りづらいかもしれません。というのも、本編と何の関係もない、単なる南伸坊流の”ギャグ”にあたる文章が、特に章の枕の部分などにけっこうな字数を割いて挿入されているんですね。これが笑えるか笑えないかは読む人それぞれだと思いますので置いておくとしても、ともすれば読者無視の超難解な解説文になりがちな内容をできるだけくだいて分かりやすく伝えようとする一環と取るか、まったく意味のない無駄な文章で紙面を稼いでるととるか。別に後者ととるほど長くも多くもないと思いますが、テーマがテーマだけに、そういうのが我慢ならない人も中にはいるかも・・・。

 でもそんな文体とは裏腹に、内容は極めて硬派で専門的。
 「免疫システムとは、自分じゃない奴じゃない奴を認識するシステムである。」
 「免疫は、超(スーパー)システム(自己目的化したシステム)である。」
 とまあこんな感じで、字面だけみるとまったく何のこっちゃわからない内容。でもこれを、ソフトな語り口と具体的な例示で丁寧に分かりやすく解説してくれます。

 唯一不満点があるとすれば、もともと雑誌の連載だったからか、ほんとにただ漫然と「南伸坊が免疫学を勉強した」だけの内容にしかなってないこと、ですかね・・・。つまり本としての起承転結や、オチ的なものが無いというか、免疫学の理解を深めて、で結局その目的は何!?みたいな。
 まあ、免疫学を知ること自体が目的だった、ということでいいのかもしれませんが・・・せっかくならもう少し、今後の免疫学の展望的なこととか、何かそういう単なる解説に終わらない部分もあるとよかったかも。ってまあ、もともとそういう目的の連載じゃあなかったんでしょうから、そんなこと求めても的外れなんですけどね。

●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆

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