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オリバー・ツイスト
1マイル = 1.609344 キロメートル 70マイルは112.65408キロメートル。
2006年1月28日公開
テレビ版、映画版、舞台と、さんざんっぱら映像化、演劇化されてきた、チャールズ・(ジョン・ハファム・)ディケンズの名作中の名作が、またもや映画化!
今度の監督は、「戦場のピアニスト」の名匠ロマン・ポランスキー!製作費は80億円!
ほんっとに多いリメイク作品・・・でもここまで繰り返し繰り返し作られてきた作品になると、もはや「またか・・・」の域をとおりこして、「今度はどんな作品に!?」「あのキャラを演じるのは今度は誰!?」みたいな扱いになっちゃうのが凄いというか。それだけ原作にパワーがあるっていうことなんでしょうか。
私は「オリバー・ツイスト」は初見なんですが・・・「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」を遥かにしのぐ、児童虐待物語。しかも、コメディ的な要素は一切ありません。
18世紀から19世紀にかけてイギリスで起こった産業革命のおかげで、儲かる人は儲かり、そうでない人はどん底まで落ちる、という貧富の格差が格段に広がっていった当時の社会情勢を痛烈に批判する、というのが本作のコンセプト。
孤児で、救貧院でも里親の元でも徹底的におとしめられ、ろくに食べさせてももらえず、何かあるとすぐ放り出されるオリバー。思いつきで徒歩でたどり着いたロンドンでも、手を差し伸べてくれたのはスリの一味。選択の余地なく仲間にされ、濡れ衣は着せられるわ、仲間を抜けられたかと思ったら連れ戻されるわ・・・
これでもかとたたみかけるようにオリバーを襲う不幸、でも当の本人はそんな逆境にもめげることなく、純真な心を失わない、という・・・
最近の日本が、いくらITだの株トレードだの規制緩和だので貧富の格差が広がる!と騒がれているとはいえ、腐っても近代国家、基本的人権ってものが保障されて、どんな人でも最低限の生活はできる世の中において、この物語は「こんな時代もあったんだねえ〜ヒサンだねえ〜」と懐古する意味はあっても、今更リアリティある感動物語とは思えないような気がしてしまうんですがどうでしょう?
育ちすぎゴリラに続き、”何で今更リメイク!?”シリーズに新たな作品が加わった、という感じ・・・。
私個人的には、ブラウンロー氏役で出ていたエドワード・ハードウィックが懐かしくて感動でした。NHKで昔放送してた、”ホームズ激似”ジェレミー・ブレット版「シャーロック・ホームズの冒険」の2代目ワトソン博士なんですよね。ジェレミー・ブレットは残念ながら既に他界してしまいましたが、ワトソン博士はいまだ現役で頑張ってたとは・・・ブレットのホームズに負けず劣らず、彼のワトソン博士ぶりもすごく良かっただけに、なんだかうれしくなってしまいました。
本作で主役オリバー役を射止めた子役バーニー・クラークは、これが映画初主演、これまでもTVや映画などでそれなりにキャリアを積んでいるのに、オフィシャルサイトでは「プロの俳優を目指して勉強中の12歳」ですって・・・キビシイ〜っ!!
まあ確かに、甘やかしすぎちゃいけないんでしょうね・・・
●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)
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オリバー・ツイスト
監督・製作:ロマン・ポランスキー
原作チャールズ・ディケンズ
出演・バーニー・クラーク、ベン・キングスレー
、ジェイミー・フォアマン、ハリー・イーデン
2005年/仏.英.チェコ/東芝エンタテインメント=東宝東和/129分
ロマン・ポランスキー監督作品
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