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大人の食育
”モンブラン”はもともとフランス語で「白い山」を意味し、お菓子のモンブランは本来、仕上げに白い粉砂糖を振りかけるのが原則。
2004年11月発売
「料理の鉄人」で一躍お茶の間に顔を売った料理界の大御所、服部先生。
料理人ではないんですよねこの方、服部栄養専門学校という学校法人の理事長なので、服部”先生”という呼び方が番組でも定着してました。「料理の鉄人」が終ってからも、いろんなテレビ番組やラジオ番組に出たりしているそうです。たぶん料理を扱った主婦層向けの番組が多いのでしょう、あんまり私は見かけないですけども。最近、SMAPの中居君とラーメンかなんかのCMに出てましたよね。おツユ飲み干したら違う人になってるやつ。
本書はそんな「食」に関する教育にたずさわる人らしく、食文化について様々な切り口から話題を展開し、食の大切さ、食に関する勉強・教育=食育の大切さを読み解く書。
そこそこ美味くて安いジャンク・ファースト・フードに慣れすぎちゃってる私達、食べ物に関する知識を学んだり、味覚を訓練したりといったグルメ的なこととは縁遠い、と思いがちな部分もありますが、別にそんな大仰に構えなくても、身近なことから気をつけていればいくらでもそれは可能になる、ということを様々な具体例をあげて解説してくれます。
味を感じる感覚は舌の上だけではなく上あごにもある、
香りがしないと味は20%しか分からない(味の分かり方がパーセンテージで表せるってのがまた普通の人にはわかりませんが・・・)、
外国の水で鰹だしは美味くとれない等など、食に関する目からウロコの豆知識が満載。これだけでもかなり読み応えがあります。
話はそれだけに留まらず、食を通じて、今の日本社会の”教育のあり方”にも問題提起。生命の源である食事を見直し、また核家族化による家族の絆の希薄化が様々な問題を引き起こす昨今、1日1度の家族揃っての食事時間をつくることにより家族のあり方の基本を見直すことの大切さを説きます。
随所に著者自身の体験を交えつつの解説は読んでて楽しく、かつ説得力があります。
昔、週刊誌の記事で、この人が調理師の免許を持ってないことを、まるでモグリみたいに誹謗中傷して書いてたのを読んだことありますが、その事実関係は調べりゃわかることなんですからたぶんほんとなんでしょう。でも免許はしょせん単なる行政のお墨付きにすぎない。人間を形作るのはあくまでその人自身の意思と経験だってことを再認識させてくれます。
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