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チョコレート工場の秘密

★本日の金言豆★
ロアルド・ダール:1916~1990年、イギリス。イギリス空軍に戦闘機パイロットとして従軍時に撃墜され、生死の境をさまよった。この経験をもとにした作品で戦後作家生活を開始。

2005年4月30日発売
 先日DVDも発売になったばかりの、ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督で映画化された作品の日本語訳版原作本。

 今回、初めて原作本を読みましたが、ティム・バートン版映画は原作を極めて忠実に映像化していたんだなあとあらためて感心しました。
 工場の中を流れる溶けたチョコレートの川や滝、食べられるお菓子の草木、くるみをひたすらむきまくるリスの大群、そして空を縦横無尽に飛び回る謎のエレベーター・・・縦横無尽に展開される奇想天外、荒唐無稽のチョコレート工場ワールド。逆に言えばその夢のようなイマジネーションは原作内でほぼ完成されていたわけですからすごい。

 それを完璧に映像化した上に、原作にはないウォンカ氏の少年時代のエピソードや、彼の父親という新要素を加え、変人天才菓子職人兼工場長のウォンカ氏のキャラクターを掘り下げるとともに、映画版の物語に深みをもたせたバートン監督の手腕もさすがです。

 本書はあくまで児童書なので、挿し絵も豊富、最初から最後まで一気にさらっと読めてしまう入りやすさ、とっつきやすさもGOOD。

 でもですねえ・・・日本語訳版をこれからお読みになるなら、こっちじゃなくて約30年前に出た昔の翻訳版のほうがオススメかもしれません。

というのは、本書の訳者、少々翻訳で遊びすぎ、ふざけすぎだからです。

 それが如実に現れてるのは登場人物名の訳し方。
 主人公チャーリー・バケットが、チャーリー・バケツに。
 ウンパ・ルンパ人はウンパッパ・ルンパッパ人、
 工場へ招かれる子供たちも、オーガスタス・ブクブクトリー、イボダラーケ・ショッパー、バイオレット・アゴストロングと、中途半端な日本語の語呂あわせのオンパレード・・・なんじゃこりゃ!?
 最初は、原作でも登場人物の名前に何か英語ならではの語呂合わせが含まれていたりするので、日本語にするにあたってアレンジした結果なのかと思ってましたが、巻末にある訳者あとがきをみてびっくり、訳者が自分の趣味で勝手にアレンジしてるだけで何の意味もないんです。

 たぶん昔の翻訳版の田村隆一氏による訳はそんなことはなく、普通に訳してるんでしょう。そのため、昔のそれと本著とどっちがいいか?という論争が、昔からの”「チョコレート工場」ファン”の間で繰り広げられたそうで。
 ちょっとしたニュアンスの違い程度ならどっちでもいいやてなもんですが、名前でここまでフザケられると、はたして本文は普通に訳されてんのか!?と非常に不安になります。実際、ウンパッパ・ルンパッパ人が歌うシーンの歌詞など、素人目にも怪しい箇所がちらほら。
 なんでこんなんが編集通ったのか・・・それこそ、児童書だからって子供をなめてる証拠なんじゃないの!?ブクブクトリーだのアゴストロングだのなんて、そんな名前の外人がいるわけ無いくらい子供にだってわかりまっせ!?

●オススメ度●
★☆☆ 私は面白かったです(*`ー´)

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chokolate_old_book.jpgチョコレート工場の秘密 田村隆一:訳
1972年9月発売

チョコレート工場の秘密
ロアルド・ダール
柳瀬尚紀:訳
評論社

原作者ロアルド・ダール作品

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