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武器としての<言葉政治> 不利益分配時代の政治手法

★本日の金言豆★
サウンドバイト:言葉にして約10秒ほどの短いフレーズ。政治家はそれを演説や発言に織り交ぜ、マスメディアがそれを取り出して報道してくれれば、政策を自然と国民にアピールできる。

2005年10月発売
 現政権の小泉内閣に関しては、ワイドショー内閣と揶揄されるとおり、連日テレビや週刊誌でワイドショー的な記事内容で取り上げられ、目にしない日はないほど。
 でもその内容はといえば、靖国問題がど~したこ~した、郵政民営化がど~だこ~だ、増税問題があ~だこ~だと、いかにもワイドショー的な表面的な興味を煽る記事ばっかりで、本当のところ小泉さんって政治家としてどうなの!?小泉内閣の功績はどうなの!?っていう突っ込んだ検証や分析がされている記事は皆無。

 そのへんについて、極めて客観的かつ論理的に検証しているのが本書。
 かつて、いろんな意味で名宰相として!?その名をはせた田中角栄時代から連綿と行われてきた政治体型、それが”利益分配型政治”。道路だの橋だのダムだのと公共事業を連発し、それによって得られる利益を地方へ分配するかわりに、票を集めるというその手法と、今の小泉政権がやろうとしている、というかそうせざるを得なくなっている”不利益分配”政治のやり方の違いを、その歴史的経緯を検証しながら追っていきます。

 政治家の政治能力とはつまるところ、「言葉」をいかに有効な武器として政治を行えるかによる。それは一般で言う「話が上手」というのとは次元が異なる。この視点にたった上で、歴代の首相を「稚拙」「理屈者」「未熟」でカテゴリー分け。
 そして、言葉政治を最大限有効に行った首相は、中曽根と小泉の二人につきる。初めて本格的に実施したのが中曽根なら、それを最大限活用したのが小泉。
 歴代首相の分析結果としては結局ほぼ定番の結論ではあるのですが、しかし「言葉を武器に」という視点からの分析内容はなかなか斬新で面白い。
 と同時に、ポスト小泉は誰!?みたいな論議がいかに無意味でくだらないかってことも改めて浮き彫りに。ほんとに小泉さんが辞めるんであれば、せめて彼レベルくらいはうまく言葉を武器にできる人になってほしいものですね。特に、外国ともっと巧みに交渉できる人じゃないでしょうか、今後の日本に必要なのは。
 なんか今のポスト小泉っていわれてる人達って、外国のいいなりになりそうな人か、その逆かっていう感じで、もっとこう、波風たてないけどいつのまにかこっちの都合の良いように話を進めてる、みたいな巧者って感じしないですよね。まあそれって、めちゃめちゃハードル高くて難しいことなんですけど・・・。

●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆

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武器としての<言葉政治> 不利益分配時代の政治手法
高瀬淳一
講談社選書メチエ

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