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恐怖の存在<上・下>

★本日の金言豆★
優生学:遺伝子プールの劣化が人類の衰退を招く、と想定した理論。今日では”疑似科学”にすぎないことが明らかだが、わずか一世紀前には世界中で支持され、様々な悲劇を生んだ。

2005年9月9日発売
 出す本出す本、次から次へとハリウッドで映画化されてる超売れっ子作家、それがマイケル・クライトン!みたいなイメージありましたけど、作品を列挙してみますと、「ジュラシック・パーク」シリーズのインパクトが強すぎるだけで、そんなに何から何まで映画化されてるわけでもなかったですね。あとは、「タイムライン」とか。

 奇想天外な筋立てながら、重厚な科学的根拠を軸に展開するドラマが最大のウリのクライトン作品、本作でもまたまたかましてくれます。

 本作のポイントは一言で言えば「地球温暖化はウソである。」。
 えっまじで!?二酸化炭素の排出量が年々増加していて、そのせいで地球全体の気温がどんどん上がってるんじゃないの?南極の氷もばんばん溶けてるんじゃないの?だから日本も京都議定書とかで排出量削減の働きかけをしてるんじゃないの?

 普通、こういう反応が当然だと思うんですが・・・でもよくよく冷静に考えてみると、・・・
 そういえば二酸化炭素が増えてるって誰がいったんだっけ?
 地球全体の気温が上がってるとか、氷が溶けて海面の水位が上がってるとか、どこの誰が、どういう調査結果をもとにいってたんだっけ?
 ・・・分からないんですよねこれが・・・ただなんとなく、ニュースとか本とかで見聞きして、いつのまにかそう思い込まされていたって感じじゃないですか?

 そもそも、一週間程度の長期予報すら満足に当てられないのが今の気象予報の現状で、またそれほどに気象ってものが、複雑な要素が絡むため予測が困難なものであるっていうこと。にもかかわらず、長い目で見れば地球全体の温度が上がり続けるっていう超長期予報を、どこの誰が何の根拠があって言っているのか?

 地球全体の長期にわたる温度変化なら、ちゃんと継続的に世界各地のしかるべき施設でもって観測すれば記録することは理論上は可能ですが、でもこの広い世界各地に、長期継続的に気温を測って記録を残していくインフラを物理的に整えるのって、口で言うほど簡単なことじゃないはずなのに、どこの誰がそれを実行したのか?
 とまあ、地球全体を揺るがす大問題の割には、科学的な根拠が意外なほど提示されていないことが、本書内でもこれでもかと語られます。
 何がウソで何がホントなのか?それはちょっと調べればすぐにわかることなので、興味を持たれた方は是非掘り下げて調べてみることをお勧めします。

 小説としての物語そのものはしかし、正直たいしたことありません。要するに「地球温暖化」を政治的に利用しようとしてる人たちがいて、その恐怖をより煽るために、世界的に注目される形で人工的に雷落としたり、ハリケーンおこそうとしたりするのを、主人公たちが阻止しようとする、そんな感じ。使われる小道具や、それにより引き起こされる自然災害がいかにもとってつけた感じでリアリティに欠けてしまいますが・・・

 世間の常識に真っ向から挑み、その裏にある意図をえぐりだそうとするその姿勢にこそ、本書の真髄があるといえるでしょう。
 本書にあるような、一見自然保護をうたっていながら実は100%政治と金の活動ってのは実際よくあることで、著者がアメリカ人だから!?例として挙げていないですが、捕鯨問題なんかもそうですね。
 クジラは絶滅の危機にあるから保護しなきゃいけないとか、海の生態系を守るためにも獲っちゃいけないとか反捕鯨国が言ってるのはすべて真っ赤なウソだってことは、こちらの書にも詳しいです。

 しかし・・・ところでその地球温暖化問題、じゃあ結局のところ、誰が何の目的でそういうこと言い出したのか!?そこだけが最後まで釈然としなかったんですよね・・・当のアメリカは、別に二酸化炭素を減らす気無いわけですもんねえ。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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恐怖の存在<上・下>
マイケル・クライトン
酒井昭伸:訳
早川書房

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