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リトル・ランナー
ボストン・マラソン:2006年で第110回目を迎える、連続して続いているマラソンとしては世界一古い伝統のあるレース。ホプキントンから、42.195キロ離れたボストンまでを走る。
2006年3月4日公開
主人公はキリスト教学校に通うティーンエイジャー、
母子家庭で父親は亡くなっている、
母親も病に侵されており、病院で昏睡状態に。
主人公”マラソンランナーだけど”ラルフ・ウォーカー(アダム・ブッチャー)は、医者から「お母さんは奇跡でもおきない限り目覚めない。」と言われ愕然。
しかし、教師が何気なく言った一言「君たちがボストンマラソンで優勝したら奇跡だ。」によって、優勝という奇跡を自ら実現することを決意。
このあらすじ普通に読めば、いかにもお涙頂戴的な、良く言えばしっとり神聖かつ荘厳な雰囲気の、悪く言えば陰鬱で暗い雰囲気の漂った作品を想像してしまうんじゃないでしょうか。
ところがどっこい、意外にも本作は非常にコメディ色が強いんです。
もう冒頭から、性に目覚めたティーンエイジャーの日常を描く下ネタのオンパレード。
ラルフは母親が入院中にもかかわらず、悲壮感を微塵も感じさせない。日々自らの欲望=エロを追求し、明るくばかばかしく生きていく。
さらに、母親が長期入院中のため本来別な保護者が必要なところを、友人にサインを代筆させて保護者確認の書類を偽造し、学校にいすわり続けるというたくましさ。
下ネタは下ネタですけど、別に「オースティン・パワーズ」みたいな悪ノリは一切なく、中途半端でかえって引いてしまうようなものでもない、あくまで”最後には泣ける”映画全体の爽やかでしっとりとしたムードを保ちつつ、でもそのバカバカしさに思わず吹き出してしまう。マイケル・マッゴーワン監督のセンスが際立ちます。
適度にちりばめられた笑いどころが、尚更終盤の泣き所への感情移入度をUP!。ラルフが病床の母親に呼びかけるシーン、リアルで手に汗握るボストン・マラソンのクライマックスシーンなど、思わずじわっときてしまう見せ場が抜群に効きます。
本作が映画初出演という主演のアダム・ブッチャー、おじさん日本人がその名前から抱くイメージとは裏腹に、どこか間が抜けてるっぽいんだけど憎めない、下ネタにも嫌味がない愛すべきキャラクターは、今後が非常に楽しみな逸材。
14歳の子供がいきなりボストンマラソンなんか出て完走できんの!?
ラストのお母さんのあれは何!?それにラルフ、あれじゃ死んじゃってるみたいじゃん!?
とまあ、突っ込みどころも数あれど、まったく気にせず、爽やかな気分に浸れる作品。
リトル・ランナー 竹書房文庫
2006年2月発売
●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆
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リトル・ランナー 日本語公式サイトはこちら
監督・脚本:マイケル・マッゴーワン
製作:マイケル・サウザーほか
出演:アダム・ブッチャー、キャンベル・スコット、ジェニファー・ティリー
、タマラ・ホープ
2004年/カナダ/ギャガ/98分
マイケル・マッゴーワン監督作品
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