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ミュンヘン

★本日の金言豆★
フェダイーン(殉教者):ミュンヘン・オリンピック選手村に侵入した、トラックスーツに身を包みカラシニコフと手榴弾で武装した男達。

2006年2月4日公開
2006年8月18日DVD発売
 1972年のミュンヘン・オリンピックで起こった、選手11人がテロリストに拉致され全員死亡するというショッキングな事件。  本作監督のスピルバーグ御大はリアルタイムに見て鮮明に記憶していたそうですが、私も含めて日本のほとんどの人はあまり記憶が定かで無いか、もしくは事件そのものを知らなかったんじゃないでしょうか。
 そういう意味でも、今また日本も巻き込んで中東方面が慌しい昨今、さすが御大、見事な着眼点というか、今映画化してくれて、知らしめてくれてありがとう!という感じです。

 物語は、その事件の後日談にあたるお話。事件の首謀者であるパレスチナ・ゲリラ「黒い九月」への報復を企てたイスラエル政府が、自国の秘密情報機関「モサド」から精鋭メンバーを選び、テロ首謀者とされるパレスチナ人11人の暗殺を命じます。

 ま~とにかく、観終わった後ひたすらいや~な気分になること間違いなし。
 PG-12指定も納得の残酷描写もふんだんにあり(銃撃だけでなく、脳天にナイフぶっ刺したりとか)、
 殺って殺られて、殺られて殺っての繰り返し。
 主人公アヴナー(エリック・バナ)ら暗殺隊は、作戦開始時にイスラエル政府から縁を切られたような状態なので、彼らには満足に情報も伝達されず、誰が敵で、誰が味方かもよくわからない。仲間さえも怪しんでしまう、疑心暗鬼に陥る暗殺者達・・・

 そのこともあってでしょうが、彼らが”精鋭暗殺部隊”とはとても思えないドジっぷりを暗殺実行の度に発揮するのも、観ているこっちは違う意味でハラハラドキドキさせられます。その理由の一端も終盤明らかにされますけども、でも実際、人一人殺そうってんですから、普通のスパイ映画やゴルゴ13みたいに、何のミスもなく完璧に事を運ぶってのも現実には難しいのかもしれないですけどね。ってこればっかりは実際どうなのか確かめようないですが。

 イマイチよくわからないのは、アヴナーの演出。映画冒頭から終盤にかけて何度か、ミュンヘンオリンピックで起こったテロの再現映像が少しずつ挿入されてるんですが、何故か”アヴナーの回想シーン”みたいになってる・・・テロそのものの残酷さと、その報復任務を任された男の苦悩を描いた、ってなことになるんでしょうが、知らん人が観たら、「アヴナーが犯人なの!?」と思いかねないのでは?っていうくらい紛らわしい。
 あと、”エッチで始まりエッチで終わる”といってもいいくらいそのシーンが多いアヴナー夫婦、妊娠七ヶ月でもお盛んなのはまあいいとして、虐殺に思いをはせながら果てんなよ!?と思ってしまうのは、たぶん私だけでしょう(--;

 テロに対する報復の連鎖を描く本作のコンセプトは、やはり一面的なものの見方に過ぎない気もします。
 そもそも、なんでミュンヘン・オリンピックでの悲劇は起こったのか?犠牲者の方々には哀悼の意を表してやみませんが、「黒い九月」がその時、その場所を事件の舞台として選んだ理由は?それ以前に他の選択肢が無いほど追い込まれていたのはどちらなのか?
 歴史上に起こる事件っていうのは、そこだけ切り取って「残酷だねえ~嫌だねえ~」言ってるだけでは何も見えてこないし解決の糸口もつかめないんじゃないかと。9・11テロなどもそうですが、テロは戦争の一手段、戦争は政治の一手段。そこまで突っ込んだ深さは、残念ながら本作には無いようです。

ジョージ・ジョナス原作「標的は11人-モサド暗殺チームの記録」
1986年7月発売

munich_sound.jpg映画「ミュンヘン」オリジナル・サウンドトラック
2006年2月8日発売


●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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ミュンヘン 日本語公式サイトはこちら
監督・製作:スティーブン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナーほか
出演:エリック・バナジェフリー・ラッシュダニエル・クレイグマチュー・カソビッツ
2005年/アメリカ/アスミック・エース/164分/PG-12

濃い顔エリック・バナ出演作

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