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マラケシュの贋化石(上・下)

★本日の金言豆★
ヒステロリト(子宮石):形状が女性器に似ているため、正体不明のまま命名され、母親石、陰門石などの俗称でも呼ばれるが、実際には腕足動物の内形雌型の化石。

2005年11月発売
 世にも珍しい遺物が発見された!そんな特ダネに飛びつき、世紀の大発見!と喧伝したのはいいものの、実はそれが昔から使い古されたペテンの贋作だってことがばれ、世界中の失笑を買うとともに愚か者の烙印を押されてしまったべリンガーという人がいたそうです。
 古生物学史上でも有数の贋作事件としてけっこう有名な話らしいこのエピソード、なんだかつい最近、日本の国会でもいたような気がしますねえこういう人・・・昔っからガセネタ流しで業界では札付きの人物から得た情報を頭っから鵜呑みにして、それも国会という公共の場で大々的に喧伝したあげく、贋物だとばれた後も雲隠れするわ謝罪もろくにしないわ、議員辞める辞めないも自分では決めず上司に預けるわ、その卑怯・卑劣・無能ぶりを日本中にさらしまくった永田議員。
 まあ永田氏の方は、「あなたパソコンさわったことないの!?」ってくらい、ど素人でも分かりそうなしょうもない代物にひっかかってるわけで、明らかにだまされる方がバカという事例ですが、遺物の贋作の方はけっこう手が込んでいます。

 本物のトカゲなどを石膏で型取りして作られるという贋化石ってのがモロッコの都市マラケシュで今も売られているそうで、見た目は確かにそれっぽい。まあ土産物っていう意味でもちょっとくらいなら買ってみようかなって気にもなるでしょう。でもよく観ると、小形動物の眼や指などがあまりにもくっきりと浮き彫りにされたそれは、ありえないっちゃあありえない。ちょっと調べれば素人でも分かる、でもそれは買う方も織り込み済みの予定調和的な土産物とでも言うべき代物。

 こんな感じで、科学史に埋もれた奇妙な出来事、おかしな間違い等の事例を掘り起こすエッセイ集。
 かのガリレオ・ガリレイでさえ、「土星は”だんご三兄弟”のような三連星構造である」という誤った説を唱えてしまっていたとか。一方で当時の世間の常識を覆すような大発見をしておきながら、何故そんな誤りをしてしまったのか?分かってみれば納得ながら、当時としてはやはりずば抜けていたその先見性と探究心には逆に感心させられます。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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マラケシュの贋化石(上・下)
スティーヴン・ジェイ・グールド
渡辺政隆・訳
早川書房

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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