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魂の重さの量り方

★本日の金言豆★
ケミスト(科学者)という単語の語源は、植物ジュースの浸出をあらわす古代ギリシア語からきている。

2005年1月28日発売
 こんなタイトルつけちゃったら絶対、心霊的な内容の本だと勘違いする人いると思うんですけど・・・私もそうでしたし。
 内容は180度違う、「おもしろ科学と変人科学者の歴史」とでもいうべき書。
 タイトルエピソードでもある、死にかけの人を秤に乗せて、死の瞬間の体重の変化を計測し、魂の重さを確かめようとした人の話に始まり、
 重いものと軽いもの、同時に落とすと先に地面に落ちるのはどっち?という物理現象について、さまざまな手段で検証を試みた先人の話や
 避雷針をいかに電気を受けやすく、通しやすいものにするかの研究、
 錬金術師の歴史について、
 フランケンシュタインは実話に基づいた話であったことの紹介、など等、今でこそ誰でも当たり前のように知っていることや、今でこそドンデモ科学だと分かっていても当時はみんな真剣に出来ると思っていたことについて、全生涯をかけて研究した先人たちのエピソードを紹介します。

 バブルのような時流に乗った挙句、結果が出ないままはじけとんだ研究もあれば、研究すること自体がタブー視されていたものもあり、また研究のための設備もろくになかった時代、己の信念を信じて研究に没頭した先人たちがいたからこそ、今の時代に”常識”は”常識”としてある、ということをあらためて認識させられます。

 こないだ、某テレビ番組で、「時速100キロで走る自動車から、後ろ向きに時速100キロでボールを投げたら、ボールはどう動くか?」を実現してまして、物理法則どおりボールは発射地点で真下に落下してました。理論的には当然っちゃあ当然なんでしょうけど、実際に再現されるとかなり感動しますね。
 本書に紹介されている物理法則で、「水平に発射された銃弾は、同時に手から放した銃弾が地面に落ちるのと同じタイミングで地面に落ちる」というのがあるんですが、是非これも再現してくれませんかね?かなり感動する映像になりそうなんですが・・・
 かつて、日本刀と拳銃のガチンコ対決や、日本刀と機関銃のガチンコ対決を実現した番組ですから、銃シリーズトリ○アってことで是非!

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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レン・フィッシャー
林一:訳
新潮社



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