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デカルトの密室

★本日の金言豆★
チェスのコマ移動位置指定には、横の列を最初に配列するコマの名前で表現する「説明的表記法」と、盤上の座標で指定する「座標式表記法」があり、昔は説明的表記法が一般的だった。

2005年8月30日発売
 昔、週間モーニングに、哲学4コマギャグマンガと銘打つ「気分は形而上」っていうのが連載されていました。本作とはまったく何の関係もありませんがふと思い出してしまいました。何故なら本作は「哲学SF」ともいうべき異色のサイエンス・サスペンスだからです。

 人間の意識とは何か?何故「私」は「私」で、誰か他人の”意識”にはなれないのか?
 めちゃめちゃ哲学的で、別な言い方をすれば極めて人間臭いこんなテーマと、近い将来登場するかもしれない、人工知能を搭載した超精巧なロボット。一見相容れないように思えて、「意識」というものの捉え方、考え方について共通項が。

 極めて精巧に作られ、人間そっくりの思考を可能にし、あたかも人間のようにコミュニケートすることのできる人工知能。もしそんなのが出来たとしたら、はたしてその人工知能には我々と同じような”意識”はあるのか?
 もしあるとしたら、我々人間の知能や意識とそれとはどう違うのか?もしかして、それを入れ替えることも可能になるのでは!?

 こんな感じでワケわかんなくなりそうな、ディープで哲学的な話に、人間そっくりのロボット「ドリー」というSFアイテムをからめ、人間の”意識”の限界を破ることに挑戦した天才科学者の壮大な計画を描きます。

 惜しむらくは、哲学的な説明のくだりを、ほんとに哲学書のようないいまわしてグダグダ書いてしまっているところ。
 もしかして、哲学好きな人って逆にそれくらいでないと物足りないと感じるのかもしれませんが、人の道徳心とは何か?他者性への置き換えとは?など、哲学を離れて広く広めて欲しい内容も後半語られていたり、基本的には精巧なロボットが出てきて将来的にはそれが当たり前になるかもしれないというSF物語でもあるだけに、敷居を下げる意味でもそのへんの哲学文章は、割愛するなり噛み砕くなり、もう少し工夫が欲しかったところ。

 でも、そんな哲学書チックな文体のわりには全体的に読みやすく整理されており、登場人物もさほど多くないなど物語的にも分かりやすく、がっつり腰すえて読めば「我思う」自分自身に新たなものの見方が開けること請け合い。

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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