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子どもが減って何が悪いか!

★本日の金言豆★
SSJデータアーカイブ:社会調査の専門家や民間研究機関により実行された大規模社会調査データを一般公開し、第三者が二次分析を行う環境を整える。

2004年12月発売
 いきなり挑戦的なこのタイトル。少子化、高齢化社会”問題”が連日のように論じられるのが半ば当たり前と化した昨今、「なんて不謹慎な!」と眉をひそめるむきすらあるかもしれません。
 機動戦士ガンダム(よりマニアックな言い方だと、”一番最初の”ガンダム、いわゆるファーストガンダム)のブライト艦長の名ゼリフ「殴って何が悪いか!」にちなんでタイトルをつけたという世代的にも比較的若い筆者は、そんな硬直した社会の空気に対し、極めて客観的に、実証的データ分析によって論理的結論を導き出す姿勢を貫きながら、傾聴に値する提言を連発していきます。

 少子化、高齢化はそもそも”問題”なのか?その気になれば一瞬で解決できる、というより問題そのものを”無かったことにできる”のではないか?
 男女共同参画社会実現の促進、子どもをもつ家庭への公的資金援助といった政策が少子化改善策に本当になるのか?逆に違った意味での差別なのではないか?
 子どもは消費財か?公共財か?

 列挙すると我が目を疑いたくなるようなチャレンジングな提言のオンパレード。挙句の果てには”戦争を起こせば少子化が改善される可能性あり”とまで言ってのけます。
 確信犯的に述べられるこれらの刺激的な文章は、逆に現代の我々が、いかに一つの方向に向かって無意識に思考を停止してしまっているかを如実に表していると言えるでしょう。

 もちろん一読すれば、筆者は巷に蔓延るエセ社会学者など足元にも及ばない真面目で公正で緻密な論理的思考の持ち主であることはすぐに分かります。

 冒頭からいきなり”重回帰分析”だの”多変量解析”だの初めて聞く日本語が飛び交い、ややとっつきにくい印象を与えがちですが、データを扱う分どうしても難解になりがちな内容を出来るだけ平易でわかりやすく伝えようとする努力と工夫が随所に見られ、安心して読める内容になっています。

 「子どもは、親や周囲の人たちから愛されるために産まれてくる。それ以外に、産まれる理由は必要ない。
 至言です。21世紀に暮らす我々全員が改めて肝に銘じるべき当たり前のことを、当たり前に伝えようとする本書。
 それがともすれば反体制のごとく映ってしまう今の世の中こそが、真に問題なのかもしれません。

●オススメ度●
★★★ 絶対オススメ!(@^▽^@)ノ☆

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子どもが減って何が悪いか!
赤川学
ちくま新書

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COMMENTS

TBありがとうございます

「子どもは、親や周囲の人たちから愛されるために産まれてくる。それ以外に、産まれる理由は必要ない。」
ということが「反体制」ってすなわちお国のために産めよ増やせよ、ってことですか・・・
そいつはたまんないですよーそうなってほしくないですね。

TBありがとうございます。

この本の功績は、言説面での「少子化対策」や「子育て支援」の正当性に疑問を呈したということだと思います。著者は、子どもの権利という観点からのみ、それは正当化されると主張しています。切れ味するどく、バッサバッサと既存の少子化研究と少子化対策を切っています。
ただ、最後の方は論点があいまいになっているように思います。疑問は出したけど、結局著者は具体的な処方箋を提示していない。少子化を前提とした制度設計、自由で公平な社会を目指すと言っておきながら、どうやってそれを実現するかの提言がない。自由で公正な社会はってどういう社会のことをいうのかも、正直よくわからない。性からの自由、性への自由ということを述べていましたが、自由はそれだけじゃないでしょう。
だから、なんか尻すぼみで終わってる気がします。なんでもいいから、理論的じゃなくてもいいから、何か具体的提言が欲しかったように思います。せっかく、学術書じゃなくて、新書で書いているわけだし。

まさに至言ですね

はじめまして。
「子どもは、親や周囲の人たちから愛されるために産まれてくる。それ以外に、産まれる理由は必要ない。」
あとがきの、この言葉。私も、まさに至言だと思いました。
また遊びに来ます。

はじめまして

yukirinさんいらっしゃいませm(_ _)m
私も何の予備知識なしで本読んで、いいこというなあ~と感動してたんですが、その後いろいろ観てるとこの著者、その筋では有名なオナニー研究家(^^;
いや、別に全然いいんですけどね、この本の良さは何ら損なわれません(^0^)

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