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森のリトル・ギャング
オポッサム:中央・南アメリカ、北アメリカ東部からカナダのオンタリオ州までに分布・生息する、フクロネズミ目(有袋目)オポッサム科に属する哺乳類の総称。
2006年8月5日公開
ストーリー
静かな森で暮らす動物達、長い冬眠から目覚めていざ食料探しに!と思ったら、なんと自分達の住む森は、寝ている間に人間達が作った新興住宅街「森のニュータウン、エル・ランチョ・キャメロット」の片隅の小さな緑地だけに!
延々と続く長く高い生垣に囲まれ、食料の木の実などは何も無い。
困り果てた森の動物達の前に現われたのは、アライグマのRJ。既にこの人間達の住宅街をよく知っているらしい彼は、人間達の食べ物の味を教え、人間の食べ物やアイテムを盗み出すことを提案。人間の食べ物の美味しさに味をしめ、RJの提案に易々と乗る動物達。しかしRJには、もう一つ裏の目的があり・・・。
「平成狸合戦ぽんぽこ」をちょっと彷彿とさせる、人間による自然破壊、住処を追われた動物達、餌を求めて人里に出没する野生動物といったストーリー。それをさらに、ハリウッドCGアニメ的ドタバタコメディ路線に振り切ったという感じ。
リス、スカンク、オポッサム、ヤマアラシといった、森の哺乳小動物の混合種の群れ、それを束ねるのが爬虫類のカメというワケわかんない動物コミュニティはご愛嬌。それよりも、彼らがまるでX-MENのごとくキャラクター付けされ、その動物ならではの特殊能力をシナリオのキモんところで発揮するところがポイントです。
絶妙の”死んだフリ”演技で動物のくせに当たり屋をするやつ、全身の針を炸裂弾のように周囲に飛ばすやつ、一軒家を一撃で爆裂させるガス弾攻撃をするやつ・・・いずれも大技小技のギャグをかましたお笑いシーンになっており。なかなか見応えあり。
秀逸なのは、もともと敏捷性がウリの動物が、炭酸飲料を飲むことにより文字通り”光速も超えて”009もしくはザ・ワールドばりの超加速を可能にするというシーン、意味不明ながらとびきり面白い!
終盤のクライマックスで、CGアニメーションならではの映像表現とオーバーアクションを駆使し、魅力的かつ最高に笑えるシーンに仕上がっています。
メッセージ性がけっこう強かった「ぽんぽこ」と比べて、本作はそういう要素はまったくといっていいほど無し。
自然を切り開いて作られた人間のコミュニティと、土着の野生動物との戦いという構図は、時代に合わせた舞台設定というだけで、基本的には100%ドタバタギャグに徹した娯楽作品。ジャンクフード漬けの食生活、規則でがんじがらめの社会といったアメリカ社会を単純にパロっています。
劇中ではほとんど触れられてはいないものの、オフィシャルサイトによると、「エル・ランチョ・キャメロット」の住人達には、
・芝生は5cm以下に切りそろえること
・テレビやケーブル放送の受信アンテナは、景観を損ねない場所に設置すること
・騒音を抑えるため、フローリングの床には必ずカーペットを敷くこと
・道路から見える窓用のカーテンやブラインドなどは、住民組合の許可を取ってから取り付けること
などなど、10か条にも及ぶルールと規律が課せられており、違反すると直ちに警告され、罰金が徴収されるとのこと。これまた見事に今の都会のコミュニティを風刺していて、逆にあんまり笑えません・・・( ̄▽ ̄;)
さすがに日本で、家の内部のインテリアであるカーペットやカーテンまで組合で規制されるなんて話は聞かないですけど、アメリカじゃあよくあるんでしょうか!?
騒音に関する規律はもう一つ、
・楽器やステレオから流れる音のボリュームは、10デシベルを超えないこと
というのもあって、やたら具体的。しかしこの規律では、騒音おばさんの被害に関しては規制が及ばないのでは!?Σ( ̄ロ ̄lll)
さすがにアメリカにはまだ出現していないんでしょうか、ああいうツワモノは・・・
動物達のキャラクターが、どちらかというと一連のアニメーションにおける表情やしぐさ、動き方などによって特徴付けされてる感じで、造形的にはほぼ普通に動物の形しているので、ぬいぐるみやフィギュアなどのキャラクターグッズにはあんまり展開しにくいか!?ま〜でも、ストーリー的にも”人間VS野生動物”なので、服着せたりメガネかけさせたりってわけにもいかないでしょうしねえ。
しかしそれにしても、目も小さいし身体全体の頭身も本物の動物に近い、つまり造形的にはほとんどディフォルメされていないっていうのはどうなんでしょ!?もう少し可愛げのあるキャラクターにディフォルメしてやれば、もっと万人受けしそうに思いますが・・・内容的にすごく面白いだけに少々残念!?
●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)
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監督:ティム・ジョンソンほか
原作:マイケル・フライほか
脚本:レン・ブラムほか
主題歌:ベン・フォールズ
声の出演:ブルース・ウィリス ギャリー・シャンドリング
アブリル・ラビーン
2006年/米/アスミック・エース/84分
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COMMENTS
この作品は、個性的なキャラクターが大活躍の映画でした
TBありがとうございました
あの新興住宅地にはそういう細かい規制があったのですね〜。
なんだか恐ろしいほどの縛りですね(汗)
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弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメントとトラックバックのお返しを失礼致します。
この作品は、素直な物語に普遍的なメッセージを盛り込んだ全体の構成が良く練られており、また個性的なキャラクターの活躍も楽しい映画でした。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。