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スキャナー・ダークリー

2006年12月9日公開
 デジカメでとった実写映像に、わざわざCGデジタルペイント処理を施し、全編これ、アニメとも実写ともフルCGとも違った独特の画面にしてしまった本作。
 お世辞にも、美しいとも見やすいともカッコイイとも言い難いその独特な画面作り、しかも話の内容や設定からして、別にそれほど必然性があるとも思えない・・・何でこんなことすんの?と思いながら観てましたけども、
 終わってみれば、現代からたかだか7年後という至近未来の設定のわりには、おかしな麻薬がはびこり、人の意識やアイデンティティがちょっと変になっている、近くて遠い異次元世界、という雰囲気を、視覚的にうまく表現する効果はある気がします。
 観終わった後、何だか軽く乗り物酔いしたような錯覚に陥るほどの異次元映像。

 あともう一つの理由は、頭まですっぽり覆うように全身に着ると、表面にいろんな人物像がパッチワークのように映し出され、声も自動的に変換される為、着ている人が誰なのかが分からなくなるというカムフラージュ・スーツ。
 今のCG技術なら、実写そのままの映像にこれを重ね合わせて表現することも全然可能でしょうけども、リアルな映像でこれやると多分相当変な絵になってしまい、違和感ありすぎでカムフラージュになってない!って観客が思ってしまうから、いっそのこと全部の絵を変にしてしまえ!という、木は森に隠せ的な発想もあったのでしょうか・・・

 まあそれはともかく、外見も声も自動的に変えてしまうことで、透明人間とは違い存在だけは確実に認知できるけれども、誰だかわからなくしてしまうというこの秀逸なアイデア、同時に本作のシナリオ上も非常に重要なポイントとなっています。

 キアヌ・リーブス演じる潜入麻薬捜査官が勤めるオフィスの建物内では、このスーツの着用を義務づけられているってところがキモになってくるんですけども、しかし建物への出入りの際には普通の格好してますし、建物内のロッカーで着替えて出てくるというだけなので、これじゃあ身元バレバレなのでは!?という気もしますが・・・つまり、終盤のあのオチがやりたかっただけ!?という気が・・・

 それにしてもあいかわらず、キアヌ・リーブスのCGがよく似合うのぺっとした端正なマスクは健在。
 そして相手役のヒロインは、これはお懐かしいウィノナ・ライダー。最初、ああいう画面ですから、誰だこれ!?キーラ・ナイトレイかなあ!?とかいろいろ考えてしまいました(^^;
 考えてみれば、単に時間的にかなり間が空いたというだけでなく、そのブランク中にはほんとにいろいろあったウィノナ嬢、もしかすると本作のCGペイント映像の第3の意味は、そんなブランク明けの彼女の容貌的な変化への精一杯の配慮、というのもあったりして!?小じわもシミもへったくれもないですもんねこの映像じゃ・・・

●オススメ度●
★★☆ よろしかったらどうぞ♪(^◇^)

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scanner_darkly.jpgスキャナー・ダークリー (文庫)

スキャナー・ダークリー 日本語公式サイトはこちら
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
出演:キアヌ・リーブス ウィノナ・ライダー ロバート・ダウニー・ジュニア ウディ・ハレルソン
2006年/米/ワーナー/100分/R-15



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テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

Tag : CG デジタルペイント フィリップ・K・ディック アニメ 実写 キアヌ・リーブス ウィノナ・ライダー ロバート・ダウニー・ジュニア ウディ・ハレルソン リチャード・リンクレイター

COMMENTS

こんにちはケントです
TBお邪魔します。
本作の内容はともかく、デジタルペイントは凄いお金がかかるらしいですね。

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