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ブラックサイト

ロンドンハーツの名物コーナーみたいなタイトルですけども、バラエティ番組とは対極的な、インターネットを悪用した凶悪犯罪を描いたサスペンス。

予告やCMなどではかなり面白そうなハイテク・サスペンスという印象でしたし、
インターネットはますます私たちの生活に密着した存在になってきている今、
それを悪用する形で何が起きても不思議じゃあないという世情にもマッチして、
非常に楽しみな映画だったんですけども、、、かなり残念な出来に、、、

現実にあり得そうであり得ない犯罪!?

犯罪の仕掛けそのものは良くできていて、インターネットの技術的な部分も十分踏まえたシナリオになっています。
細かいあら探しすればいくらでも突っ込みどころはありそうですけども・・・
インターネットを使った犯罪って最近すごく増えていますが、
オンライン詐欺のような、もともとネット上にあるシステムを悪用してちょろまかすタイプは別にして、
暴行・殺人などの直接的な暴力犯罪での使われ方としては今のところ、
非常にアナログといいますか、悪人同士が落ち合ったり情報交換しあったりする程度で、
本作のようにネットの仕組みを暴力行使に応用したものっていうのはまだないですね。

これは単に、現実のネット社会がまだ発展途上だからで、
より技術やインフラが発展すれば近い将来、実際に起こり得るものなのか?
それとも、直接的な暴力と、ネットというデジタルアイテムは基本的に相容れないものなので、
現実には本作のような犯罪は将来も発生しえないのか?
どちらかといえば、たぶん後者ではないでしょうか。

別に楽観視するわけじゃなく、実際に、
本作のような犯罪の実行は極めてハードルが高いと思われるからで、
本作の犯人がやっていることは、99%くらいは直接的な暴力の行使や、道具や仕掛けに関わる超アナログな作業。ネットの仕掛けそのものが犯罪全体の中で占める割合が圧倒的に少ない。
もちろん、それが最後の仕上げであり、犯人としては最重要パートなのは間違いないのですが、その為の準備に要するアナログな作業があまりにも多すぎる。

こんな犯罪を実行可能な犯人像は、
1..他人に暴力を行使できる身体能力を持ち、
2..ピタゴラスイッチ並の精巧なからくり仕掛けを作れる手先の器用さがあり、
3.ネット上で出来ないことはないくらい超高度な知識と技術力があり、
4.それらを総動員して犯罪を計画できる”悪の創造力”もあって、
5.さらにそれを実行できる度胸と行動力を持つ
まさに悪の超人!完全無欠の悪の化身とでもいうべき人間です。

ここまで相反するスキルを全部持ち合わせた、ファイナルファンタジーやドラクエでジョブチェンジしまくったような人間が果たして実在するでしょうか?まずありえないと思います。
もし天文学的確率で存在したとしても、ここまで完全無欠な、何のコンプレックスもなさそうな人なら、そもそも犯罪者にはならないんじゃないかと、、、

本作の犯人はというと、やはりこのような犯人像とはほど遠い、ただの秀才エリート。こんなやつにここまでの犯罪はまず無理だろな、とどうしても違和感を持ってしまいます。

結局解決策は・・・

本作のシナリオ展開で途中「おっ」と思わせるのは、中盤のわりと早い段階で真犯人の正体を明らかにしてしまうこと。
観客に明かすだけでなく、劇中の捜査陣も犯人を一応割り出すことに成功します。
つまり「犯人は誰だ?」的なベタな展開ではなく、それを越える、何か本作ならではの意外な展開、ネットにはネットをということで、ネットを駆使した奇想天外な解決方法が用意されているのか!?という期待を大いに抱かせるわけなんですが・・・

これがまったくの期待外れに。
ラストなんか、たぶんかっこよくキメてるんでしょうけど
「笑うところなのか!?」と思ってしまう、ひどい展開です。

最後は人間自身のアナログな力が勝つ!とでもいいたかったのかもしれませんが、しかしこのオチでは、そのメッセージにもなっていない(単にダイアン・レインが強いだけ)し、
完璧な計画で世界中に恐怖を与えた超知能犯、という犯人像も壊れてしまっています。こんなマヌケな犯人が、よく今までこの犯罪をうまく出来てたもんだ、と。

設定上、ネットでの犯人の仕掛けを完璧にしすぎたせいで、捜査する側はどうやっても犯人追跡は不可能になってしまい、結局ちょっとしたヒューマンエラーがきっかけで事態が変わる、という展開にせざるを得なかったのでしょうけども、それにしても最後だけ凡ミス多すぎですこの犯人。
逆にいえば、本質的にはこの犯人は勝っていたというか、捜査陣は文字通り手も足もでなかったわけですが。

完全犯罪というのはありえず、どうしてもどこかでほころびが出てくるものだ、という意味ではリアルな物語だと言えなくもないですが・・・




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