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嘘発見器よ永遠なれ

夢の道具か、拷問か

体に電極をつなぎ、質問に「はい」「いいえ」で答え、発汗や血圧などの生体反応の微妙な変化から、被験者の嘘を見破る機械、嘘発見器。
およそ身近なものとは言いがたいですけども、刑事モノの小説やドラマ、映画などではよく出てきますし、その仕組みや用途については一般的にもかなりなじみがあるものと思います。

しかしやはり、世間に流布するイメージと現実との間にはギャップがあるのが世の常。嘘発見器にまつわる歴史を紐解く本書によれば、「人の心を覗く機械」「真実を明らかにする機械」といったイメージとはほど遠い、むしろその正反対のシロモノであったらしい!?恐るべき様々なエピソードが次々と明らかに。

機械そのものは、外見を小綺麗にする改良がちょこちょこされた程度で、基本的な仕組み自体は発明当時のままほとんど手を加えられることはなく、むしろ得体の知れない「心を覗き見る道具」という先入観とプレッシャーを被験者に与えることによって自白を引き出す。重要なのは機械の性能などではなく、それと信じ込ませる環境づくりと誘導テクニックにある・・・

冒頭の章で、嘘発見器による証言が日本では裁判に正式に証拠として採用されることもあるが、アメリカではまずない、ということが述べられており、これだけ読むと、
「日本はなんて進んでるんだ!すばらしい!」と思ってしまいますが、
本書を最後まで読んだ後は、日本でまともな証拠審理による裁判なんて受けられるのか!?とかなり不安に・・・

もっと薄くして

要するに本書は、嘘発見器の功罪と、何故そうなったかについての本なのですが、正直、そのピンポイントな内容の割に分厚すぎる感はあります。
かなりの文量を費やして、嘘発見器の発明・普及に貢献した人物の半生を事細かにレポートしてるのですが、いくら本書のメインテーマとはいえ、歴史的人物でもなんでもない人物についてそこまで掘り下げられても、まったく興味持てません。
他にも、重複するエピソードや、どうでもいいような登場人物に関する噂話や憶測など、特に必要なさそうな文章がかなりあるように思います。
もともとアメリカの本の訳書なので、こういうスキャンダラスな記述がアメリカ人好みなのでしょうか・・・
全体的に文章に贅肉が多く、読みづらさに若干ストレスを感じるかも。
原書がそうなのか訳書だからか分かりませんが、もうちょっと贅肉を落として、新書文庫版くらいに要約してもらえると、分かりやすくてちょうど良い内容になったのでは・・・。




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